主要パイプラインにおいては、臨床開発に集中。シスプラチンミセル(NC-6004)は、ライセンス先であるOrient Europharma Co., Ltd.と共同で免疫チェックポイント阻害剤(キイトルーダ)を併用した第2相臨床試験を推進中。第2a相において、良好な成績が認められており、第2b相での比較試験の準備が進んでいる。エピルビシンミセル(NC-6300)は、米国で軟部肉腫を対象に第1・2相臨床試験を実施中である。パクリタキセルミセル(NK105)は、日本を含むアジア地域を対象としたライセンス先である日本化薬<4272>から、乳がんを対象に第2相臨床試験を実施中であると発表されている。
導入パイプラインとして、経営基盤強化につながる比較的後期開発ステージにある製品の取り込みを行っている。Vascular Biogenics Ltd.
2021年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比38.9%減の3.38億円、営業損失が14.95億円、経常損失が14.96億円、当期純損失が14.90億円とする期初計画を据え置いている。
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