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農業総合研究所---3Qは売上高が24.66億円、需要増により四半期別で過去最高を更新


農業総合研究所<3541>は14日、2020年8月期第3四半期(19年9月-20年5月)決算を発表した。売上高は24.66億円、営業利益は0.10億円、経常利益は0.18億円、四半期純利益は0.09億円となった。四半期別で過去最高を更新した。なお、2019年8月期第3四半期は連結財務諸表を作成していたため、対前年同四半期増減率については記載していない。

主力事業である「農家の直売所」事業の継続的な成長を図るため、生産者の出荷拡大に向けた摂津センターの拡張やバラ出荷方式の導入準備などを着実に実行し、流通総額の拡大と利益率の改善に向けて取組んだ。また、コメ卸最大手の神明との業務提携契約や、レシピ動画サービスを展開するdelyとの業務提携契約を締結するなど、他社とのアライアンスも積極的に展開した。さらに、経営基盤の拡大強化及び流通総額のさらなる拡大に備え、システム拡張と優秀な人材確保については追加投資が必要と判断し、計画を上回る追加投資や既存の職場環境改善を実施した。加えて、この度の新型コロナウイルス感染症拡大により、取引先の休業などによって販売額減少などの被害を受けた生産者を対象に、全国から幅広く農産物を買取りする緊急買取支援を実施した。2020年4月以降、全国的な緊急事態宣言に伴う外出自粛による導入店舗の青果需要の突発的な増加に対しては、全国産地に構築した供給体制の活用や緊急買取支援を実施することで、柔軟に対応した。

このような取組みの結果及び新型コロナウイルス感染症の感染拡大の中、同社の重要な経営指標である「農家の直売所」事業による流通総額は77.83億円、2020年5月末日時点でスーパーマーケット等の国内小売店への導入店舗数は1,582店舗(前事業年度末より166店舗増)、農産物の集荷拠点である集荷場は93拠点(同1拠点増)、登録生産者は9,130名(同525名増)まで拡大した。

2020年8月通期の連結業績予想については、売上高は前期比12.2%増の32.00億円、営業損失は0.40億円、経常損失は0.35億円、当期純損失は0.27億円とする4月13日公表の業績予想を据え置いている。




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