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日本BS放送---3Qは2ケタ増益、視聴世帯数増加とコストコントロールの両立を目指し番組改編を実施


日本BS放送<9414>は3日、2020年8月期第3四半期(19年9月-20年5月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.2%減の85.23億円、営業利益が同25.4%増の16.72億円、経常利益が同25.7%増の16.77億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同27.0%増の11.49億円となった。

2020年4月の番組改編では、良質な自社制作番組と外部リソースの最適なミックスによる視聴世帯数の更なる増加の両立を図った。具体的には、子供向けアニメ枠「キッズアニメ∞(むげんだい)」を新設、4月からは世界119か国で放送中の大人気アニメ『ミラキュラス レディバグ&シャノワール』を放送開始、またアニメ関連自社制作番組『虹のコンキスタドールが本気出しました!?』はキングレコードと共同制作、他にも1月よりスタートさせ好評を博しているアジアドラマ枠を3枠に拡大したほか、無料BS局随一の放送本数を誇りアニメファンから根強い人気を誇る『ANIME+』枠においては、一部新型コロナウイルスの感染拡大に伴い放送を延期する番組もあったが、コンテンツホルダー各社との協力により、従来どおり多数アニメ関連番組を放送した。同社は新型コロナウイルス感染の影響は大きく、レギュラー番組の制作体制を早期より変更し対応してきたが、今後も一定期間影響は出るものと推測している。

費用面については、番組制作を一部中止し再放送番組等へ差し替えたことにより番組関連費用等原価が抑制されたほか、番組宣伝のための施策としての広告出稿を効率的に実施する等、従来以上にコストコントロールに努めた。

2020年8月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.5%減の114.00億円、営業利益が同10.9%減の15.10億円、経常利益が同11.1%減の15.10億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.0%減の10.20億円とする、直近に発表した予想を据え置いている。




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