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日本電技---20年3月期は2ケタ増収増益、各セグメントの売上高は堅調に推移


日本電技<1723>は8日、2020年3月期決算を発表した。売上高が前期比10.6%増の312.98億円、営業利益が同39.4%増の44.25億円、経常利益が同38.1%増の44.64億円、当期純利益が同42.6%増の31.84億円となった。

空調計装関連事業の受注高は前期比2.3%減の264.51億円、売上高は同7.9%増の264.67億円となった。受注工事高は、新設工事において工場及び商業施設向け物件等が減少し、既設工事においては、放送施設及び事務所向け物件等が減少したことで、261.71億円(前年同期比2.2%減)となった。内訳は、新設工事が80.10億円(同2.1%減)、既設工事が181.60億円(同2.3%減)だった。完成工事高は、新設工事において商業施設及び公共施設向け物件、工場向け物件等が増加。既設工事においては、工場及び医療施設向け物件等が増加したことで261.87億円(同8.1%増)となった。内訳は、新設工事が83.90億円(同20.4%増)、既設工事が177.97億円(同3.2%増)だった。次期繰越工事高は、新設工事の減少により、148.65億円(同0.1%減)となった。また、制御機器類販売の受注高及び売上高は、2.80億円(同10.9%減)となった。

産業計装関連事業の受注高は前期比2.5%減の43.70億円、売上高は同28.0%増の48.30億円となった。受注工事高は、地域冷暖房関連設備の計装工事等の減少などにより、40.07億円(同2.2%減)となった。完成工事高については、電気工事及び地域冷暖房関連設備の計装工事等の増加などにより、44.67億円(同31.8%増)となった。次期繰越工事高は、電気工事及び地域冷暖房関連設備の計装工事等が減少し、20.47億円(同18.4%減)となった。また、制御機器類販売の受注高及び売上高は、3.63億円(同5.8%減)となった。

2021年3月期通期の業績予想については、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う設備投資及び建設需要の動向が不透明であることから、合理的に算定することが困難と判断し、未定としている。





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