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サイネックス Research Memo(5):自己株式取得及び新本社ビル建設で現金及び預金が減少も、財務の健全性は高い


■サイネックス<2376>の業績動向

2. 財務状況と経営指標
2020年3月期第3四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比944百万円減少の10,232百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が1,556百万円減少した。自己株式取得(2019年8月にヤフーの保有株式を423百万円で取得)による現金支出のほか、大阪新本社ビルの建設資金支出などが減少要因となっている。固定資産では有形固定資産が新本社ビル建設に伴う建設仮勘定の増加により519百万円増加した。

負債合計は前期末比632百万円減少の3,454百万円となった。流動負債のうち、前受金が517百万円減少したほか、未払法人税等が125百万円、賞与引当金が77百万円減少したことが主因となっている。また、純資産は前期末比312百万円減少の6,778百万円となった。四半期純利益178百万円を計上した一方で、配当金で76百万円、自社株式取得で423百万円支出したことが減少要因となった。

経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率は66.2%、有利子負債比率は7.4%とここ数年は安定した水準で推移している。現金及び預金は自己株式取得や新本社ビル建設費用などで減少したものの、ネットキャッシュ(現金及び預金−有利子負債)は17億円強となっており、財務の健全性は高いと判断される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)




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