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冨士ダイス---2Qは売上高が88.85億円、超硬製金型類が堅調に推移


冨士ダイス<6167>は12日、2020年3月期第2四半期(19年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.6%減の88.85億円、営業利益が同29.7%減の4.95億円、経常利益が同21.6%減の6.01億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同25.0%減の4.16億円となった。

超硬製工具類の売上高は前年同期比0.8%減の25.47億円となった。主に海外向けの熱間圧延ロールや超高圧発生用工具の販売が引き続き好調に推移したものの、前年度特需の反動減等により、混錬工具や溝付きロール、冷間フォーミングロールの販売が減少した。

超硬製金型類の売上高は前年同期比15.6%増の23.99億円となった。自動車部品生産用金型や光学素子成形用金型の販売が好調を維持し、大幅に増加したことに加え、電池関連金型の販売も増加した。

その他の超硬製品の売上高は前年同期比6.5%減の19.29億円となった。自動車部品生産用の超硬金型素材の販売が堅調に推移したが、半導体関連の市況の悪化や米中貿易摩擦等の影響が続き、中国向けの半導体生産用の超硬金型素材や、国内向けのスマートフォン部品生産用の超硬金型素材の販売が伸び悩んだ。

超硬以外の製品の売上高は前年同期比16.8%減の20.09億円となった。引抜鋼管や海外向け半導体用樹脂等の鋼製生産工具及びKF2製の混錬工具、ダイヤモンド研削砥石等の販売が低調に推移した。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.9%増の187.00億円、営業利益が同3.3%減の12.30億円、経常利益が同3.0%増の13.90億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.1%増の9.90億円とする期初計画を据え置いている。



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