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日本プロセス---1Qは営業利益が40.3%増、制御システム、自動車システム及び産業・公共システムが増収増益


日本プロセス<9651>は9月30日、2020年5月期第1四半期(19年6月-8月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比24.2%増の18.36億円、営業利益が同40.3%増の1.72億円、経常利益が同34.3%増の1.93億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同5.8%増の1.31億円となった。

制御システムの売上高は前年同期比52.6%増の3.01億円、セグメント利益は同70.3%増の0.69億円となった。火力発電所向け監視・制御システムと配電自動化は横ばいで推移した一方、プラント制御は開発案件が増加した。新幹線の運行管理システムでは、リプレース案件が立ち上がるなど堅調に推移した。また、東京圏輸送管理システムで開発量が増加したことに加え、在来線の運行管理システムで前年より開発していた案件が検収されたことなどで、制御システム全体で売上、利益とも前年を大きく上回った。

自動車システムの売上高は前年同期比25.1%増の4.72億円、セグメント利益は同37.5%増の1.18億円となった。自動運転/先進運転支援関連は旺盛な需要が継続し、車載ネットワーク制御や基盤ソフトウェアなどが好調に推移した。また、車載制御システムのエンジン制御、変速機制御は横ばいで推移し、電動化案件は堅調に推移した。

特定情報システムの売上高は前年同期比23.1%増の131百万円、セグメント利益は同5.6%減の0.21億円となった。前年より受注した画像処理関連が堅調に推移し、危機管理関連は横ばいで推移した。また、自動運転/先進運転支援関連は画像認識/識別案件などが横ばいで推移した。

組込システムの売上高は前年同期比7.2%増の2.55億円、セグメント利益は同6.1%減の0.61億円となった。ストレージデバイス開発と新ストレージ開発は堅調に推移した。IoT建設機械関連は、オペレーティングシステム周辺の開発に参画するなどで体制を拡大した。自動運転/先進運転支援関連のベーシックソフトウェア開発で、新たな案件を受注するなど堅調に推移した。

産業・公共システムの売上高は前年同期比33.9%増の4.69億円、セグメント利益は同22.4%増の1.07億円となった。駅務機器開発、鉄道子会社向けのエンジニアリングサービスが好調に推移した。医療画像関連やフォトイメージング関連などで体制を拡大し、航空宇宙関連は横ばいで推移した。また、注力分野としているロボティクス関連は開発規模が拡大し、AI関連とIoT関連は横ばいで推移した。

ITサービスの売上高は前年同期比1.0%減の2.06億円、セグメント利益は同11.6%減の0.32億円となった。構築業務はパブリッククラウド構築案件が増加し好調に推移した。保守・運用は案件の見直しを行うなど計画通りに推移した。

2020年5月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.6%増の76.20億円、営業利益が同3.2%増の6.35億円、経常利益が同3.0%増の6.85億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.2%減の4.70億円とする期初計画を据え置いている。




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