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プロパスト Research Memo(5):高速回転で買収から売却へ、市場リスクは小さい


■バリューアップ事業

1. 事業概要
バリューアップ事業では、6ヶ月程度の短期案件を取り扱う。首都圏エリアを中心に3~5億円程度の中古の収益レジデンス等を購入し、バリューアップを実施することにより付加価値を高めた上で、個人投資家及び海外投資家を対象に売却を実施する。少額のバリューアップで効果的に付加価値を高めることで、短期間での売却及び資金回収を図る。プロパスト<3236>は購入後すぐに工事に入るため、工事開始から1ヶ月後には販売を開始することもある。買収から売却へ高速回転で事業を回しており、すぐ売却できるため市場リスクが小さいと言える。現状、同事業では年間20棟ペースで売却している。

バリューアップ事業の2019年5月期の売上高は7,487百万円(前期比7.0%増)、営業利益は691百万円(同10.5%減)で、営業利益率は前期の11.0%から9.2%に低下した。また、売上高では会社全体の41.6%、営業利益では27.3%を占めている。

2. 特長
同社にはゼネコン出身者も多く、ノウハウに長けた人材が多い。特に、クリーニング、植栽、外光などの共用部分の管理が行き届かないところにもニーズはあり、資産価値の向上につなげている。

3. 実績例
最近の実績例としては、以下のとおり。
(1)東品川プロジェクト(東京都品川区)
(2)鳥越2プロジェクト(東京都台東区)
(3)宮前2プロジェクト(東京都杉並区)
(4)鷺宮プロジェクト(東京都中野区)
(5)西久保プロジェクト(東京都武蔵野市西久保)
(6)南馬込2プロジェクト(東京都大田区)
(7)上目黒2プロジェクト(東京都目黒区)
(8)代田2プロジェクト(東京都世田谷区)
(9)池上プロジェクト(東京都大田区)
(10)上北沢プロジェクト(東京都世田谷区)

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)



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