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ハピネット Research Memo(6):無借金経営で期末の現金及び預金は174億円、将来の投資への資金は潤沢


■業績動向

(2) 財務状況
ハピネット<7552>の2019年3月期末の財務状況は、流動資産は59,072百万円(前期末比402百万円減)となったが、主に現金及び預金の増加5,989百万円、受取手形及び売掛金の減少5,195百万円、たな卸資産の減少965百万円などによる。売上債権の回収が進んだことで現金及び預金が増加し、受取手形及び売掛金が減少した。固定資産は15,850百万円(同43百万円増)となったが、主に有形固定資産の増加51百万円、無形固定資産の増加137百万円、投資その他の資産の減少144百万円による。その結果、2019年3月期末の総資産は74,923百万円(同358百万円減)となった。

負債は36,939百万円(前期末比1,643百万円減)となったが、支払手形及び買掛金の減少2,195百万円、未払金の増加500百万円などによる。純資産は37,983百万円(前期末比1,284百万円増)となったが、主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上に伴う利益剰余金の増加1,751百万円、その他有価証券評価差額金の減少573百万円などによる。

(3) キャッシュ・フローの状況
2019年3月期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローは7,940百万円の収入であった。主な収入は税金等調整前当期純利益の計上4,350百万円、減価償却費517百万円、売上債権の減少5,725百万円、たな卸資産の減少965百万円などで、一方で主な支出は仕入債務の減少2,195百万円、法人税等の支払額1,880百万円などによる。投資活動によるキャッシュ・フローは948百万円の支出であったが、主に有形固定資産や無形固定資産の取得による支出749百万円、投資有価証券の取得による支出211百万円などによる。財務活動によるキャッシュ・フローは1,001百万円の支出となったが、主な支出は配当金の支払額983百万円による。

この結果、2019年3月期の現金及び現金同等物は5,989百万円の増加となり、期末残高は17,447百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)



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