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アイビーシー Research Memo(4):2018年9月期は増収増益、11期連続で過去最高売上を更新


■業績動向

アイビーシー<3920>の2018年9月期の業績(非連結)は、売上高が前期比6.1%増の1,290百万円、営業利益が同8.2%増の202百万円、経常利益が同21.5%増の205百万円、当期純利益が同23.3%増の141百万円だった。更新案件の着実な積み上げに加えて、2017年7月リリースの新製品「System Answer G3」の新規大型案件の複数受注も寄与して増収増益だった。

なお計画との比較では、旧製品「System Answer G2」と新製品「System Answer G3」の併売となり、小型案件を中心に買い控えが想定以上に発生したため売上高がやや伸び悩んだが、11期連続で過去最高売上を更新し、利益面では販管費が計画をやや下回ったことも寄与した。

事業別売上高は、ライセンス販売が前期比3.1%増の906百万円(売上構成比70.2%)、サービス提供が同1.4%減の181百万円(同14.1%)、その他物販が同32.3%増の203百万円(同15.7%)だった。

物販の売上構成比が上昇したため、売上総利益率は78.5%で前期比4.2ポイント低下したが、引き続き高水準を維持している。また販管費では採用教育費が増加したが、社内システム費や備品費が減少し、全体として計画を下回ったため、営業利益率は同0.3ポイント上昇して15.7%の高水準を維持した。なお受取手数料の増加や上場関連費用の一巡などで営業外損益が改善したため、経常利益と当期純利益は大幅増益だった。


自己資本比率が高水準で財務の健全性は高い
財務の健全性は高い。2018年9月期末の自己資本比率は前期末に比べて2.6ポイント低下したが、87.9%と高水準を維持している。取引先が大手優良企業中心で、過去に貸倒実績がないことも特徴である。当期純利益の順調な積み上げで1株当たり純資産(BPS)は25.73円増加して297.20円となった。またROEは8.9%で0.9ポイント上昇した。資本効率の改善も進展している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)



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