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デリカフHD Research Memo(4):中京FSセンターの開設等により固定資産が増加


■業績動向
3. 財務状況と経営指標
デリカフーズホールディングス<3392>の2018年3月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比45百万円増加の19,290百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では現預金が760百万円、売掛金が51百万円減少した。また、固定資産では中京FSセンターの開設により有形固定資産で建物及び構築物が729百万円増加したほか、埼玉FSセンターの建築に伴い建設仮勘定が183百万円増加したことによる。

負債は前期末比22百万円増加の11,728百万円となった。有利子負債の水準は変わらず、未払法人税等が180百万円減少し、未払金が74百万円、資産除去債務が131百万円増加した。また、純資産は前期末比22百万円増加の7,562百万円となった。配当金の支払い117百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益147百万円の計上により、利益剰余金が増加した。

経営指標を見ると、自己資本比率は前期末比横ばいの39.2%、有利子負債比率は同0.2ポイント低下の92.6%と前期末から大きな変化は見られなかった。ただ、事業拡大のため物流センターの拠点拡充をここ数年進めていることから、固定比率については前期末の131.1%から142.7%となり、上昇傾向が続いている。当面の拠点増設計画としては2018年12月に埼玉FSセンターを開設する予定となっているほか、2020年3月期の後半に西日本エリアでカット野菜工場の開設を予定しており、当面は資金需要が旺盛なため有利子負債も高水準が続く見込みとなっている。現状は超低金利が続いているため問題はないが、金利上昇局面では業績にマイナスの影響が出るリスクがある。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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