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三井化学---2Qは基盤素材で火災の影響を受けたが、販売は堅調に推移し増収増益


三井化学<4183>は1日、2019年3月期第2四半期(18年4月−9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比16.1%増の7,209.15億円、営業利益が同3.1%増の497.40億円、経常利益が同16.9%増の584.07億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同9.4%増の417.60億円となった。

モビリティの売上高は前年同期比418億円増の1,952億円、営業利益は販売数量が拡大したが、原料価格上昇及び固定費の増加により、同19億円減の201億円となった。自動車部品及び樹脂改質材用途を中心とするエラストマー、機能性コンパウンド製品、ICT関連用途を中心とする機能性ポリマーは堅調に推移した。また、海外ポリプロピレン・コンパウンド事業は、アジアを中心とした自動車生産台数の増加に的確に対応した。

ヘルスケアの売上高は前年同期比31億円増の712億円、営業利益は原料価格上昇の影響があったが、総じて堅調な販売により、同15億円増の63億円となった。ビジョンケア材料のメガネレンズ用材料及び歯科材料は、販売が安定的に推移した。一方で不織布は、高機能品の販売は安定的に推移したが、日本からの紙おむつ輸出減少の影響を受けた。

フード&パッケージングの売上高は前年同期比16億円増の966億円、営業利益は販売が総じて堅調に推移したものの、原料価格上昇及び固定費の増加により、同13億円減の88億円となった。

基盤素材の売上高は前年同期比541億円増の3,463億円、営業利益は、堅調な国内需要の影響及び市況の上昇により、同30億円増の184億円となった。ナフサクラッカーの稼働率は、大阪工場用役プラント火災の影響を受けたが概ね高水準で推移した。また、ポリエチレン及びポリプロピレンは国内で、フェノールは海外で堅調に推移した。

2019年3月期通期については、業績予想を上方修正した。売上高が前期比15.9%増の15,400億円、営業利益が同2.4%増の1,060億円、経常利益が同6.2%増の1,170億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同11.8%増の800億円としている。



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