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イグニス Research Memo(5):VRアイドルによる初ライブを開催 VRプロジェクトの立ち上げにも確かな手応え


■イグニス<3689>の決算動向

3. 新規事業の進捗
(1) VR 事業
子会社パルスが展開するVR事業については、前述のとおり、Virtual Live Platform「INSPIX」の開発加速とIP創出のプロジェクトに取り組んでいる。2018年5月5日に、その第1弾として業務提携先である岩本町芸能社に所属するVRアイドルグループ「えのぐ」の初めてのライブを生配信すると、8月10日には初めての本格ライブを「岩本町劇場」(バーチャル劇場)にて生配信すると同時に、岩本町劇場特設会場でのVRライブと「秋葉原UDXシアター」でのライブビューイングを開催した。特に、特設会場ではヘッドマウントディスプレイを用いたVRライブが体験でき、先を見据えた試みと言える。有料チケット(4,500円)を販売するとともに、グッズの販売も好調であったようだ。また、技術面ではまだ発展途上にあるものの、生配信にもかかわらず、メンバー5名を同時に動かせるモーショントラッキングシステムに対して、参加者からは高い評価を獲得できたようだ。したがって、具体的なマネタイズの形が見えてきたことをはじめ、本格的な展開に向けても確かな手応えをつかんだと評価することができよう。さらに2018年11月28日には、ユニバーサルミュージックよりメジャーデビューが決定(ファンクラブ事前登録も開始)している。また、他にもVRアイドルに限らない複数のプロジェクト(第5弾まで)が進行中であり、IPによる多様なマネタイズ(チケット、グッズ、ファンクラブ、音楽、ゲームなど)の早期実現を目指す。また、具体的な内容は開示されていないものの「INSPIX」も活用した新プロジェクトやVRアイドル「えのぐ」に次ぐ複数のIP創出プロジェクトも進んでいるようだ。

(2) ライフハック
a) IoT 関連
持分法適用関連会社ロビットが展開するスマートフォン連動型カーテン自動開閉機「めざましカーテンmornin’」は着実に販売実績を上げており、累計販売個数は38,000個を突破。「2017年度グッドデザイン賞」(公益財団法人日本デザイン振興会主催)を受賞した。また、2018年2月に販売を開始した新型限定モデルを始め、乃木坂46等とコラボした限定モデルの販売も好調のようだ。現状、収益貢献には至っていないものの、技術や販売ノウハウの蓄積を含め、今後の事業展開に向けて様々な可能性を探っている段階と言える。

b) フード関連
また、子会社mellowが展開する「TLUNCH」(モビリティサービス・プラットフォーム)についても、利便性の高さや需要の大きさ等を背景として足元で急激に拡大しており、出店スペースは70(前年同期比318%増)を超え、流通総額※でも6億円を突破(前年同期比301%増)している。

※ランチ等の食品販売実績

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)



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