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フリービット Research Memo(1):2019年4月期第1四半期は主力2事業が堅調で大幅営業増益


■業績動向

フリービット<3843>の2019年4月期第1四半期連結業績は、売上高が前年同期比10.5%増の10,435百万円、営業利益が同64.0%増の401百万円、経常利益が172百万円(前年同期は11百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失が147百万円(前年同期は306百万円の損失)となり、第1四半期を好調に滑り出した。

売上高に関しては、ブロードバンド事業のマンションインターネットが好調(前年同期比675百万円増)に推移したのに加え、ヘルステック事業が大幅に拡大(同453百万円増)したことなどにより増収を達成した。アドテクノロジー事業も堅調に増収となった。2019年4月期第1四半期のセグメント別売上構成は、ブロードバンド事業32.2%、モバイル事業19.4%、アドテクノロジー事業38.5%、クラウド事業3.9%、ヘルステック事業6.0%である。

売上総利益率は前年同期の25.0%から27.0%へ2.0ポイント上昇し、収益力が上がっている。販管費は人員増に伴う事業所拡張等により増えてはいるものの、販管費比率は前年同期の22.4%から23.1%と0.7ポイントの上昇にとどまる。結果として、営業利益率は前年同期の2.6%から3.8%へ1.2ポイント上昇した。

営業利益の大幅増益に貢献したのは、モバイル事業とヘルステック事業、ブロードバンド事業のマンションインターネットである。モバイル事業はMVNEサービスやDTI SIMの収益改善やIP電話サービスの成長により利益改善が著しい。ヘルスケア事業では(株)フリービットEPARKヘルスケアの売上増が収益改善につながった。ブロードバンド事業では、マンションインターネットの売上増がセグメント利益の増加に貢献(前年同期比138百万円増)したが、(株)ギガプライズ<3830>グループの不動産テックへの投資などによる販管費の増加の影響(前年同期比190百万円増)が大きく、ブロードバンド事業全体としては減益となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)



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