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アクセル---1Qは引き続きパチンコ・パチスロ機市場向け製品に加え、グラフィックスLSIの販売活動に注力


アクセル<6730>は25日、2019年3月期第1四半期(18年4月-6月)決算を発表した。売上高が前年同期比49.5%減の7.24億円、営業損失が12.58億円(前年同期は3.16億円の損失)、経常損失が12.47億円(同3.11億円の損失)、四半期純損失が同8.71億円(同1.36億円の損失)となった。

引き続きパチンコ・パチスロ機市場に向けた各種製品に加え、組み込み機器市場に向けたグラフィックスLSIの販売活動に注力した。また、新規事業の確立を目指しミドルウェア、暗号技術、機械学習の3領域における事業化に向けた活動にも注力した。なお、暗号技術に関連してブロックチェーン事業への参入を決定しており、2018年7月2日付で同事業を推進する100%出資子会社「株式会社VIPPOOL」を設立した。

パチンコ・パチスロ機市場に向けた各種LSI製品は、前年同期比51.8%減の6.69億円となった。主力製品である同市場向けグラフィックスLSIは、低迷する市場環境に加え、一時的な市場在庫の調整や部材のリユース(再利用)増加の影響を受け、前年同期比約11万個減の約3万個の販売にとどまった。同市場に向けたその他製品(LEDドライバLSI、メモリモジュール製品等)は、前年同期比ほぼ横ばいでの推移となった。組み込み機器市場向けグラフィックスLSIは、同社製品採用メーカー各社の需要動向により、同56.6%増の0.40億円、顧客の開発支援用ソフトウェアや評価基板、その他ミドルウェア製品等のその他製品は、同23.6%減の0.15億円となった。売上総利益は売上高の減収に伴い、同57.4%減の2.57億円、売上総利益率は前年同期比6.6ポイント低下となる35.6%となっている。売上総利益率の低下は主に販売製品の構成比率の変動によるもの。販売費及び一般管理費は、全般的な経費削減に努めたが、次世代主力製品に係る試作開発費の一部を計上し、同64.5%増の15.16億円となった。販売費及び一般管理費のうち研究開発費は、同81.8%増の12.83億円となっている。なお、同社では、次世代主力製品に係る開発費用は、今第1四半期において概ね収束しており、第2四半期以降は減少傾向を示すものと考えている。

2019年3月期の業績予想については、売上高が前期比25.7%減の63.00億円、営業損失が14.50億円、経常損失が14.50億円、当期純損失が10.50億円とする期初計画を据え置いている。



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