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カルナバイオサイエンス---1Qは売上高が7.7%増、創薬支援事業が堅調に推移


カルナバイオサイエンス<4572>は11日、2018年12月期第1四半期(18年1-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.7%増の2.11億円、営業損失が1.88億円(前年同期は1.13億円の損失)、経常損失が1.91億円(同1.13億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が1.94億円(同1.18億円の損失)となった。

創薬支援事業の状況としては、国内は、小野薬品工業<4528>向け売上は減少したが、他社向けは堅調に推移。北米地域では、キナーゼタンパク質の販売が減少したものの、セルベースアッセイ受託が好調。欧州では、キナーゼタンパク質が好調。その他地域では中国でキナーゼタンパク質が大幅に伸張しており、代理店との関係強化でさらなる拡販を目指す。DGKアッセイキットは、引き続き大型契約の獲得を目指して活動中。RPPAサービスの再提供および新たなセルベースアッセイサービスの開始に向けて準備中。

創薬事業の状況は、導出先のシエラ・オンコロジー社がCDC7阻害剤SRA141(がん)の臨床試験開始に向けた準備を進めており、2018年下期のIND申請(新薬臨床試験開始届)が計画されている。また、同社は自社でBTK阻害剤AS-871(自己免疫疾患)、BTK阻害剤CB-1763(血液がん)の前臨床試験を進めており、2019年上期のIND申請を目指している。

共同研究に関しては、3月に大日本住友製薬<4506>と精神神経領域を対象とした創薬共同研究契約した。また、5月には新しい作用機序に基づく抗がん剤の開発を目指して国立研究開発法人国立がん研究センターとの新たな共同研究契約を締結した。

2018年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比81.1%増の11.90億円、営業損失が6.79億円、経常損失が6.94億円、親会社株主に帰属する当期純損失が7.58億円を見込んでいる。


<MW>

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