カルナバイオ Research Memo(9):2018年12月期は前臨床・臨床試験を加速するための先行投資を実施
1. 2018年12月期の業績見通し
2018年12月期の連結業績は、売上高で前期比81.1%増の1,190百万円、営業損失で679百万円(前期は699百万円の損失)、経常損失で694百万円(同711百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失で758百万円(同737百万円の損失)を見込んでいる。
売上高の内訳を見ると、創薬支援事業が前期比14.2%増の750百万円と回復するほか、創薬事業ではシエラからのマイルストーン収入440百万円を見込んでいる。売上高が大幅増収となるにもかかわらず、営業損失が前期並みにとどまるのは、AS-871やCB-1763の前臨床試験等を中心に研究開発費が1,014百万円と前期比で343百万円増加する計画となっているためだ。また、研究開発体制の強化を目的として人員を増員するほか、実験室のレイアウト変更費用として50百万円程度を見込んでいる。なお、研究開発費については2019年12月期も10億円程度の水準が続く見通しとなっている。
創薬支援事業の売上高の地域別見通しは、国内向けが前期比14百万円増の366百万円、北米向けが同50百万円増の260百万円、欧州向けが同15百万円増の80百万円、その他地域向けが同14百万円増の43百万円となる。特に、戦略的顧客訪問により北米向けの売上拡大を見込んでいる。主要製品別の売上計画では、キナーゼタンパク質の販売が前期比38百万円増の279百万円、プロファイリング・スクリーニングが同12百万円増の269百万円、アッセイ開発が同22百万円増の57百万円とそれぞれ増収を見込んでいる。なお、DGKアッセイキットの大型受注に関しては計画に織り込んでおらず、実現性の高い業績計画となっているようだ。
2. その他の開発パイプラインの状況
カルナバイオサイエンス<4572>の開発パイプラインは前述したように、AS-871及びCB-1763が前臨床試験に入り、2019年以降の臨床試験入りを目指しているが、そのほかにもキナーゼを標的とした複数のパイプラインの開発を進めている。
(1) Wnt-signal(TNIK)阻害薬
がん幹細胞を標的としたWnt-signal阻害薬について、NCB-0846、NCB-0594の2種類の化合物が国立研究開発法人国立がん研究センターとの共同研究テーマである。
想定される適応疾患は大腸がんである。大腸がんでは、90%以上の症例でWnt-signal遺伝子に変異が認められ、この遺伝子変異がWnt-signal伝達経路を恒常的に活性化させることによってがん幹細胞を発生させ、がんの再発を引き起こす原因と考えられているためだ。このWnt-signal経路の活性化に深く関与している物質がTNIKキナーゼであり、同キナーゼの働きを抑制することで大腸がん幹細胞の発現を抑止することが明らかとなっている。このため、大腸がんの根治につながる治療薬として期待されるが、開発に当たって課題も出てきている。がん幹細胞が死滅したとしても周辺のがん細胞は大きくなり続けるため、延命効果を確認するのが難しいという点だ。マウスにヒトのがん幹細胞を埋め込んでも死なないため、動物モデルで延命効果を確認するのも現時点では難しい。このようにWnt-signal阻害薬は、ファースト・イン・クラスで全く新しいことから取り組むべき課題は多いが、上記の薬効をヒトで確認できる評価方法の確立も含め、着実に研究開発を行なうとしている。
なお、NCB-0846とNCB-0594の違いは、NCB-0846が複数のキナーゼを同時に阻害することからがん細胞とがん幹細胞の両方を死滅させる効果があるのに対して、NCB-0594はWnt-signalを選択的に阻害し、がん幹細胞だけを死滅させる効果を持つ点にある。
(2) TGFβ signaling阻害薬
慢性骨髄性白血病のがん幹細胞を標的としたTGFβ signaling阻害薬については、2015年より広島大学と共同研究を進めている。現在は化合物の最適化を行っている段階で、前臨床試験まで進むにはまだしばらく時間が掛かりそうだ。白血病の治療法としては、抗がん剤を用いた化学療法や造血幹細胞移植などがあるが、いずれも副作用が強く、患者負担が大きいのが課題となっている。それに対し、分子標的薬としてはキナーゼ阻害薬であるイマチニブやイブルチニブがあり、それぞれ数千億円の売上規模となっている。ただ、いずれも白血病細胞の増殖を抑えるための薬剤で、白血病の幹細胞を死滅させるものではなく対症療法となる。同社が開発を進めているTGFβ signaling阻害薬は、白血病幹細胞を死滅させる根治療法を目的としたものであり、開発に成功すればブロックバスターとなる可能性がある。このため、同社では前期第2相臨床試験まで自社で開発を進め、ヒトでの有効性・安全性の確認を行った上で導出する方針としている。
(3) 神経変性疾患治療薬
神経変性疾患を対象としたキナーゼ阻害薬では、現在、アルツハイマー病やパーキンソン病の治療薬として、化合物の最適化を行い、今後、前臨床試験候補化合物の選定を進めていく予定となっている。細胞レベルでは、標的となるキナーゼに対して強い阻害作用を得られる化合物はできているようで、今後は同化合物が生体内(脳内)で同様に作用するかどうかを確認しながら、化合物の選択を進めていくことになる。ただ、アルツハイマー型やパーキンソン病の動物を育て、効果を確認するのに時間とコストが掛かるため、今後は製薬企業との共同研究から始めて導出契約につなげるスキームも視野に入れている。
なお、アルツハイマー病やパーキンソン病の生化学的な原因は未知なところが多いとされているが、現在、治療法としては脳内にある体を動かす神経伝達物質であるドーパミンを補充したり、ドーパミンの分解を抑制したりする複数の治療薬を併用して服用するケースが一般的となっている。同社が研究開発を進めるキナーゼ阻害薬は、タウ仮説に基づき、リン酸化タウタンパクの蓄積を抑止し、神経の壊死を抑制する薬となる。
(4) その他
その他のテーマでは、新たに追加されたDGKを標的キナーゼとした低分子化合物に加え、血液がんのBTK阻害剤(CB-1763)、Wnt-signal阻害剤(NCB-0594)、TGFβ signaling阻害薬のプログラムの対象疾患に「がん免疫」が追加されたことが注目される。がん免疫は、ニボルマブなどのPD-1抗体の臨床効果から多くの製薬企業で取り組まれている分野である。同社は2017年にがん免疫療法の第1人者である慶応義塾大学医学部河上裕教授と共同研究を開始しており、今後、本分野での研究開発の進展が期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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