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個人投資家・株式注意女子:世界同時株安はいつ終わるのか【FISCOソーシャルレポーター】


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家株式注意女子氏(ブログ「株式注意情報.jp」、ツイッター:@kabushikichuiを運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。


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※2018年2月12日22時に執筆


2月2日のNYダウ大幅下落から始まった世界同時株安。株式注意女子は、独自に記録しているデータから下落局面入りの可能性があるとして1月26日から随時、株式注意情報.jpのサイト内で警鐘を鳴らしていました。

過去の下落局面での指数と類似性が高く、計算上では2月2週目辺りから本格的な下落局面入りする可能性が高いとして、買い玉はほとんど1月中に利益確定していました。

ではこの下落局面はいつまで続くのか・・・

SNS上などでは、これほどの下落でも楽観ムードがまだ残っているようで、押し目買いに徹している投資家の方達も多いようですが、個人的にはまだ暫く調整局面が続くのではと考えています。

各国の株価を高値からの下落率で見てみると(2月9日時点の高安から見た下落率)


米国 高値26616.71 2月9日安値23360.29 半年間の安値21600.34(64.9%の下落)

日本 高値24129.34 2月9日安値21119.01 半年間の安値19239.52(61.5%の下落)

独  高値13596.89 2月9日安値12003.36 半年間の安値11868.84(92.2%の下落)

英  高値7792.56  2月9日安値7073.03  半年間の安値7196.58 (120.7%の下落)

香港 高値33484.08 2月9日安値29129.26 半年間の安値26951.82(66.7%の下落)

上海 高値3587.03  2月9日安値3062.74  半年間の安値3206.04 (137.6%の下落)

この数字を見る限り米国と日本以外の国では半年間の値幅の中で2/3戻し以上下落していることになります。中には英国や上海のように全値戻し以上の下落となっている国もあります。

また、数字のみ見ると、日本が一番下落していないことにもなります。

ドル円が日本企業の大半の想定為替レートを下回って推移している中、日本の株価のみが他国よりも下げが少ないほど企業業績が良いか・・・

海外投資家から見て、日本企業のみが買い材料が豊富なのか・・・
確かに日銀によるETF買いや金融緩和継続と言うのはあるでしょう。

ですが、米国市場の動きに他国よりも敏感に反応する日本の株価は米国の動きとかけ離れた動きはしないと見るのが妥当ではないでしょうか。

NYダウの過去40年の平均上昇率は9%、過去7年で見ると7%と言われています。ところがトランプ大統領就任以降1年ちょっとでNYダウは40%上昇しました。30年ぶりの大幅減税の分、上昇率が過去より高かったとしてもさすがにスピード上昇した分の調整の可能性があることは頭に入れておいた方が良いのではないでしょうか。

まずは、2月16日にある米国のSQ辺りまではボラが高くしっかりとした方向感は見えにくいと見ています。

せめて、チャートを見て、もしくはテクニカル指標を見て、反転の動きが見えるまでは様子見をしても良いのではないでしょうか。

投資を長く続けるコツは「リスク管理」の徹底だと思います。

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執筆者名:株式注意女子
ブログ名:株式注意情報.jp




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