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ワコム---3Q累計の営業利益が不振だった前年同期から大幅増益。通期の連結業績予想は据え置き。


ワコム<6727>は7日、2018年3月期第3四半期(2017年4~12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比19.2%増の652.73億円、営業利益が同540.4%増の40.07億円、経常利益が同447.3%増の42.03億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が39.78億円(前年同期は0.99億円の損失)だった。

ブランド製品事業では、クリエイティブビジネスは、前期に発表したプロのクリエイター向け新製品などが売上拡大に貢献し、売上は前年同期を上回った。コンシューマビジネスも、昨年6月に発表したマイクロソフト社との共同開発のWindows Ink対応のスマートスタイラスが、北米を中心に売上を伸ばしたことなどから、コンシューマビジネス全体の売上は前年同期から大きく増加した。ビジネスソリューションは、欧州地域での競争関係の変化などが残るものの、液晶ペンタブレット製品が、北米の金融機関向けに売上を伸ばしたことなどから、ビジネスソリューション全体の売上は前年同期を順調に上回った。

テクノロジーソリューション事業では、スマートフォン向けペン・センサーシステムは、サムスン社の最新モデルGalaxy Note8向けの量産出荷が順調に推移した一方、前モデルGalaxy Note7への需要を前期に消失した影響が当期にも及んだことから、売上は前年同期を下回った。タブレット向けペン・センサーシステムは、アクティブES方式デジタルペンが、レノボ社、HP社、富士通社、デル社など大手タブレットメーカー各社からの高い評価を得て出荷が好調に推移したことから、売上は前年同期を大幅に上回った。さらに、EMR方式デジタルペン製品も、グーグル社のChromebookで採用されるなど、教育市場向けで採用が拡大した。

2018年3月期通期の連結業績予想については、テクノロジーソリューション事業での順調な売上拡大が引き続き見込まれるものの、ブランド製品事業での新製品の市場投入遅延の影響などといった2018年1−3月期における不確実性の高さに鑑み、昨年11月1日に公表した業績予想(売上高809.00億円、営業利益29.00億円、経常利益31.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益19.30億円)を据え置いている。2018年1−3月期については、売上高水準が季節性を反映して大幅に低下することによる粗利減少の影響が大きく、営業損益以下が赤字となる見込み。


<MW>

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