新サービスの開発や他社との協業によってサービス領域拡大も推進している。
2016年11月には、エンタープライズ企業のマルチクラウド展開を支援する新サービスとして、特化型クラウドインテグレーションサービス「Specific Cloud Integration(SCI)」の提供を開始した。昨今のクラウドサービス普及により、クラウド環境構築の選択肢が大幅に増えたことで、自社に適した利用形態やサービス事業者を選択するには幅広い知識と経験が必要になっている。このためSCIでは、特定のベンダーに依存せず、数多く存在するクラウド基盤、インテグレーター、アダプターの中から顧客ごとの環境に最適なマルチクラウド環境を選択して提供する。導入前コンサルティングからクラウド環境構築、運用監視、セキュリティまでのITシステムのライフサイクルを一元的に提供するサービスだ。
また2016年11月には、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のパートナープログラムである「AWSパートナーネットワーク(APN)テクノロジーパートナー」に認定された。
2017年4月には、インターネットサーバの構築・監視・運用・保守を行う(株)ネットフォースに出資した。顧客ニーズに対応してサービスを拡充するため、クラウドシステムインテグレーション及びシステム運用関連で協業を強化する。
また2017年8月にはSCIのサービスメニューの1つとして、次世代MSPサービス「SAMS(Speedy Action Management Services)」の提供を開始した。ネットワーク性能監視・分析のノウハウを生かし、将来的に障害を発生させないインフラ環境を目指すことを目的とした監視サービスで、ネットフォースとのシステム運用関連事業における新たな協業ビジネスとなる。
2017年12月には、Microsoft Azureに特化したソリューションサービス「System Answer for Microsoft Azure」の提供を開始した。マイクロソフト
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
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