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Jストリーム Research Memo(8):利益が伸びていないように見えるが、実態は順調


■業績動向

1. ヒストリカルな収益動向
2000年代は、インターネットの技術進歩や利用増加などによる動画ニーズの高まりを背景としたオーガニックな成長に加え、M&Aや提携によってJストリーム<4308>は業容を拡大していった。その最中の2008年に、当時の同社としては大型M&Aと言える(株)インデックスネクスト(後のアップアローズ)を子会社化した。しかし、子会社化直後に起きたリーマンショックによってインデックスネクストの大型案件が解消となった上、顧客企業の再編による影響から赤字に陥るなど、アップアローズは業績低迷を続けた。この影響で同社も、2010年3月期には連結業績が赤字に転落している。しかし、2012年3月期には利益面で最悪期を脱した後、J-Stream EquipmediaのヒットやWeb講演会の増収寄与などにより、2014年3月期には再び増収トレンドへと転じた。2016年3月期以降も売上げは伸び続けたが、利益が横ばいにとどまった。これは、業容拡大のための人員投下や動画広告参入に向けた先行投資などが要因であり、実態は順調と言える。2019年3月期以降は外部環境好調に加え先行投資一巡も見込まれるため、利益収穫期入りが期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)



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