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個人投資家・株式注意女子:グレートローテーションに終止符か【FISCOソーシャルレポーター】


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家株式注意女子氏(ブログ「株式注意情報.jp」、ツイッター:@kabushikichuiを運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2018年1月9日19時に執筆

2017年トランプ政権発足以降、安全資産からリスク資産への資金移動(債券から株式投資への資金移動)「グレートローテーション」の動きが続いています。この一連の動きにより米国株を筆頭に日本株にも多くの資金が流入し、株価上昇の原動力のひとつになっているとも言えるでしょう。

安定的に利息が受け取れる債券よりも、米国株式の業績期待や配当利回りの方が株価変動のリスクを加味しても魅力があると考える投資家が多いことを意味しています。

このグレートローテーションの動きに変化が出てくる可能性があるかもしれません。

米国の2年物国債の利回りが約2%にまで上昇し、2008年リーマンショック以降で初めてS&P500株価指数の配当を上回りました。

利回りを追求する投資家にとって、リスクをとって配当の低い米国株を買うか、債券を買って安定的に株式配当よりも高い債権利息を受け取るかと言うことに繋がります。

また、米国が利上げを行うことにより2年物国債の利回りは更に上昇するでしょうから、S&P500銘柄の配当性向が上がらなければ、債権投資の魅力は更に強まることになります。

米国の決算が1月23日から本格化します。業績が好調な中、法人税減税も実施されることが好感され、更なる株高に向かう可能性もありますし、大きな株価調整の動きがすぐに出てくるとは言いません。

ですが、米国株に対する過熱感を唱える声がある一方で、確実に利息を受け取れる債券投資の魅力が高まっているのも事実です。

VIX指数を見る限り、株式投資に関するリスク先行・楽観ムードは強く、私自身も米国株は今年も上昇を続けると見ていますが、米国2年物国債利回りの動きは今後も注視していく必要があるのではないでしょうか。


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執筆者名:株式注意女子
ブログ名:株式注意情報.jp




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