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Iスペース Research Memo(4):無借金経営で財務の健全性は高い


■インタースペース<2122>の業績動向

3. 財務状況と経営指標
2017年9月期末の財務状況について見ると、総資産は前期末比1,191百万円増加の8,856百万円となった。主な増加要因を見ると、流動資産では現金及び預金が690百万円、売掛金が366百万円増加した。固定資産では本社の改装及び新潟オフィスの移転に伴い有形固定資産が52百万円増加した。

負債合計は前期末比446百万円増加の4,627百万円となった。主に、インターネット広告収入増に伴う売上原価の増加により買掛金が394百万円増加した。純資産は前期末比744百万円増加の4,229百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益804百万円の計上と剰余金の配当74百万円によるものとなっている。

経営指標を見ると、収益の拡大により自己資本比率が前期末の45.5%から47.7%に上昇した。有利子負債もなく、現金及び預金も4,000百万円以上と増加傾向が続いており、財務の健全性は高いと判断される。収益性について見れば、ROAで15.6%、ROEで20.9%といずれも2ケタ台と高水準だが、売上高営業利益率が3.9%と低く、今後は営業利益率の向上が課題となる。

■今後の見通し

1. 2018年9月期の業績見通し
インタースペース<2122>の2018年9月期の連結業績は、売上高が前期比8.1%増の30,000百万円、営業利益が同7.1%増の1,150百万円、経常利益が同10.9%減の1,150百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.6%減の695百万円となる見通し。売上高はアフィリエイト広告事業の拡大に加えて、ネイティブ広告や海外事業等の増収を見込んでいる。営業利益では、アフィリエイト広告事業の増収効果で2億円の増益、ネイティブ広告や海外事業の損益改善で1億円の増益を見込む一方で、新規事業で2億円の投資を予定している。なお、経常利益に関しては前期に計上した投資事業組合運用益がなくなるため減益となる見通しだ。

2017年10月以降の状況は、アフィリエイト広告事業が引き続き好調に推移しているほか、「ママスタジアム」もUU数で900万を突破するなど依然、拡大傾向が続いており、第1四半期については2ケタ増収増益基調が続く可能性が高いと弊社では見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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