新興市場銘柄ダイジェスト：ジャストプラがストップ高、WASHハウスは急反落

<6198>　キャリア　4510　+390
大幅続伸。1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は12月31日（実質的には12月29日）。投資単位当たりの金額を引き下げることにより、同社株式へより投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大及び流動性の向上を図ることを目的としている。株価は朝方に一時4780円まで上昇する場面があった。

<4287>　ジャストプラ　970　+150
ストップ高となり、今年8月以来の高値を付けた。18年1月期の期末配当予想を従来の1株当たり18.00円から22.00円（前期は18.00円）へと増額修正している。同社は当期の連結純利益を前期比13.6％増の3.00億円と見込んでいる。

<3628>　データHR　1801　+151
前場に一時1950円まで急伸。全国健康保険協会（協会けんぽ）の広島支部と同社が、6種類以上の薬を服用する患者に医師や薬剤師に相談するよう促す通知書を郵送する取り組みを始めたと一部メディアで報じられている。この報道によれば、同社がレセプト（診療報酬明細書）から対象者を抽出して郵送したという。対象者が2万人規模と全国でも珍しい事例で、医療費の削減につながるか検証するようだ。

<6537>　WASHハウス　2856　-254
急反落。ファミリーマートがコインランドリー事業に参入すると一部メディアで報じられている。この報道によれば、ファミマは駐車場がある店舗を中心に併設店舗を19年度末までに500店展開し、改装や機器導入に100億円強を投じるもよう。コインランドリー市場は共働き夫婦などの利用が増え、この10年で3割拡大しているというが、同社は今回の報道を受けて競争激化への懸念から売り優勢となった。

<4594>　ブライトパス　667　-31
3日続落。クレディ・スイス証券を割当先として行使価額修正条項付第12回新株予約権（行使許可条項付）及び第13回新株予約権（行使条件付・行使許可条項付）を発行すると発表している。調達資金の差引手取概算額は約40.14億円となり、がん免疫治療薬領域における研究開発費用等に充当する。ただ、当該発行による潜在株式数は560万株（発行済株式数の15.00％）となり、希薄化懸念や需給懸念が先行したようだ。

<3561>　力の源HD　2520　+480
大幅続伸。連日の上場来高値更新で短期資金を集めたほか、傘下の一風堂が全日本空輸（ANA）と12月より一風堂監修のラーメン「柚子香る鶏豚そばスープ」をANA国際線のプレミアムエコノミーの軽食として提供すると発表したことも材料視されたようだ。ANAでは13年から国際線ファーストクラス・ビジネスクラスの軽い食事として一風堂が企画・監修するラーメンを提供し、好評を得ているという。



＜DM＞