【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家わらしべ：アドヴァンは建材のファブレスメーカーとして注目

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家わらしべ氏（ブログ「テンバガーへGO！わらしべのブログ」）が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年9月24日17時に執筆

フィスコソーシャルレポーターのわらしべです。

【東京オリンピックに向けてのインフラ整備で建築工事は需要拡大】

2020年東京オリンピック開催まであと3年、オリンピックに向けたインフラ整備、民間需要の拡大で特に建築工事需要は今後本格化する時期にあるものと考えられます。
そこで、建築関連企業としてアドヴァン<7463>に注目してみたいと思います。

アドヴァン<7463>東証一部

【事業概要】

ヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカより建材の輸入販売
（大理石、御影石、人造石、塩ビ系床材、フローリングその他）
国産建材の開発・販売、ガーデニング商品の販売。

【「ファブレス」型のビジネスモデル】

世界中のメーカーとデザイン性の高い建築用仕上材を開発し、日本全国で販売するファブレスメーカー。取扱品目は、壁や床に使われるタイル、大理石など天然石を中心に、蛇口などの水廻り品、暖炉など約5000品目。

納入先は東京スカイツリー、渋谷ヒカリエ、二子玉川ライズ、空港など多岐に渡る。

※工場を持たないファブレスメーカーであることにより柔軟性をもち変化に即応できる生産体制が取れており、同社の強みとなっています。


【自己株式の処分により58億円を調達、本社・福岡支店ショールーム・事務所等の用地取得・建設資金に充てる】

同社は一般募集と併せて第3者割当による自社株の売り出しを行い、手取概算額合計 5,808,880,000 円を調達、「今回の自己株式の処分による調達資金は、主に本社・原宿ショールーム機能の拡大・拡 張を目的とした東京都渋谷区における新ショールーム・事務所の用地取得並びに当社本社近隣の当社事務所及 び当社福岡支店新ショールーム・事務所建設費用のための資金需要に対応」と発表しています。


【自己株売り出しによる一時的な調整から反騰局面へ】

株価は自己株式の処分の発表により7月28日の終値1157円から8月18日には872円の安値を付け、9月22日現在の株価は960円と底打ち出直りの展開を見せていると思います。

今回の自己株の売り出しは公募増資とは性格が異なり、株式数の増加を伴うものではないので一時的な需給バランスの調整局面と考えられます。資金の使途についても新ショールーム・事務所の用地取得並びに建設費用であることが明示されていることから今後の成長への布石であることは明確であり、株価も業績拡大を織り込み、1000円台回復から自己株売り出し発表前の株価1157円の窓を埋める展開を予想しております。


【会社予想配当26円・株主優待を実施、NISAでの長期保有も】

今期会社予想配当は26円で配当利回りは2.71％、更に株主優待として3月末100株以上保有の株主に500円のクオカードの進呈をしており、100株保有の場合には配当2,600円＋クオカード500円の合計3,100円（配当＋株主優待合計利回りは約3.23％）となることからNISAでの長期保有目的にも適す銘柄と思います。

株価960円（2017年9月22日終値）

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執筆者名：わらしべ
ブログ名：テンバガーへGO！わらしべのブログ





＜SK＞