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早稲田アカデミー---1Qは年度予算に対して売上・利益ともに好調に推移、塾生数の増加が寄与


早稲田アカデミー<4718>は31日、2018年3月期第1四半期(2017年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.3%増の39.17億円、営業損失が5.84億円(前年同期は6.79億円の損失)、経常損失が5.93億円(同6.81億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が4.49億円(同4.72億円の損失)となった。

教育関連事業では、売上高が前年同期比5.3%増の39.03億円、セグメント利益が0.76億円(前年同期は1.02億円の損失)と増収、黒字転換となった。当期中の平均塾生数は同6.2%増と好調に推移した。指導品質向上への取り組み等で塾生の退塾率が低下したことと、新入生獲得では、今春の入試において御三家中学を中心に難関校の合格実績が飛躍的に伸長したことに加え、新顧客層開拓に向けて取り組んできたメディアミックスによる様々な宣伝活動、さらに本年4月以降に芦田愛菜さんをイメージキャラクターとして起用した広告が、新規問い合わせ者数の大幅な増加に寄与した。

不動産賃貸事業では、売上高が前年同期比1.8%増の0.29億円、セグメント利益が同26.4%減の0.04億円となった。物件稼働率は概ね前年同期並みで推移した。

2018年3月期通期の業績予想は、売上高が前期比5.3%増の217.87億円、営業利益が同9.1%増の11.65億円、経常利益が同8.0%増の11.61億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.4%増の7.23億円と期初計画を据え置いている。

※同社の第1四半期業績の特徴として、収益の基礎となる塾生数獲得は1月にピークを迎える傾向にあり、夏期合宿や正月特訓等の収益に大きく寄与するイベントも開催されないため、売上高は少なくなる一方、家賃・人件費等の固定的費用は期首から発生するため、例年、損失計上となる傾向にある。




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