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シンデンハイテ Research Memo(5):今後は自己資本比率の改善が課題


■業績動向

2. 財務状況
シンデン・ハイテックス<3131>の2017年3月期末の財務状況は、流動資産は20,953百万円(前期末比1,674百万円増)となったが、主に現金及び預金の増加2,096百万円、受取手形及び売掛金の増加905百万円、棚卸資産の減少1,352百万円などによる。固定資産は252百万円(同61百万円増)となったが、主な要因は無形固定資産(主にソフトウェア)の増加52百万円による。その結果、2017年3月期末の資産合計は21,206百万円(同1,736百万円増)となった。

負債は17,802百万円(前期末比1,600百万円増)となったが、主に買掛金の増加2,111百万円、短期借入金の増加648百万円、長期借入金の減少1,112百万円などによる。また純資産は3,403百万円(同135百万円増)となったが、主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上に伴う利益剰余金の増加294百万円、自己株式の取得による減少129百万円などによる。これらの結果、期末の自己資本比率は16.0%(前期末16.7%)となった。

3. キャッシュ・フローの状況
2017年3月期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローは3,318百万円の収入であったが、主な収入は税金等調整前当期純利益の計上520百万円、仕入債務の増加2,148百万円、棚卸資産の減少1,342百万円などで、一方で主な支出は、売掛債権の増加955百万円などによる。投資活動によるキャッシュ・フローは60百万円の支出であったが、主に無形固定資産の取得(ソフトウェア)による支出60百万円による。財務活動によるキャッシュ・フローは1,079百万円の支出となったが、主な支出は長短借入金の減少(ネット)678百万円、自己株式の取得130百万円、配当金の支払額67百万円による。

この結果、2017年3月期の現金及び現金同等物は2,096百万円の増加となり、期末残高は7,351百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)


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