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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家元・社長:自動運転関連銘柄として存在感を増してきている日清紡HDに注目


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家元・社長氏(ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年6月27日16時に執筆


昨年末に上場を予定していた自動運転関連銘柄の本命・ZMP。2016年11月に顧客情報の流出が発覚し、上場申請を取り下げた経緯があります。

そのZMPが、2017年6月26日に第三者割当増資を実施し、総額15億円を調達しました。

引受先は、以下の通り。
・株式会社電通国際情報サービス<4812>
・日清紡ホールディングス株式会社<3105>
・ライドオン・エースタート1号投資事業有限責任組合(株式会社ライドオン・エクスプレス<6082>のコーポレートベンチャーキャピタルファンド)
・凸版印刷株式会社<7911>
・Nikon-SBI Innovation Fund(株式会社ニコンとSBIインベストメント株式会社が共同で設立したプライベートファンド)
・住友商事株式会社<8053>

ZMPとの協力体制で面白そうなのは、以前にも深掘り解説したライドオン・エクスプレス<6082>。ライドオン・エクスプレス<6082>が手がける宅配代行事業『ファインダイン』の自動運転化を狙っているものと思われますが、日清紡HD<3105>と、その子会社の日本無線<6751>も気になりますね。


■日清紡HD<3105>の基本情報
市場:東証一部

紡績セクターの名門企業、日清紡HD<3105>。鉱物繊維を利用したブレーキの摩耗材、精密機器、化学品など、多角的な経営を行っています。

ブレーキの摩耗材に関してはM&Aを駆使し世界でトップシェアを誇り、上場子会社である日本無線<6751>と新日本無線<6911>のエレキ事業と共に収益の2本柱となっています。

ブレーキ材の受注が着実に増加しており、米国法制化を受けて銅フリー対応の投資を拡大。北米で生産増強の計画を煮詰めている状態です。

子会社の新日本無線<6911>はAV機器の音響に関する部品を数多く手がけ、今後スマートスピーカーの普及に伴い大きな商機が訪れる可能性があります。

また、同じく子会社の日本無線<6751>は、日立造船<7004>、デンソー<6902>、日本政策投資銀行、日立オートモティブシステムズと『センチメートル単位の精度を誇る精密衛生観測サービスの事業化に向けた実証実験を行う、グローバル測位サービスを共同設立』すると発表。加えて、同社が培ってきた情報通信技術やセンシング技術を自動車のみならず産業機械、建設機械、農業機械に応用するためにZMPとの強力関係を強化するようです。


■日清紡HD<3105>チャート分析

日清紡HD<3105>の日足チャート(1年)を見てみると、

・2016年7月6日の安値888円
・2017年5月31日の安値1,044円

を結んだラインが下値支持線として存在するように見えます。

しかしながら、ここ数ヶ月は下値目処が1,040円前後となっており、この水準を当面の下値目処として考えることが出来ます。

上値は1,200円近辺が当面の上値目処として考えることが出来ますので、日清紡HD<3105>は1,040円〜1,200円のボックス圏で推移していると見て、おおよそ間違いはないと思います。

10年〜20年の月足で見ると、株価はだいぶ煮詰まってきているようにも思えますので、1,200円を超えてくると、1,500円を超えてくる様な展開も充分に視野に入ってくるでしょう。

「投資顧問会社社長 ブログ」で検索してもらえれば、当ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」が出てくると思いますので、何卒宜しくお願い致します。

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執筆者名:元・社長
ブログ名:元投資顧問会社社長のチラシの裏




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