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RIZAPグループ---急速に進化を遂げるRIZAPアパレル事業


RIZAPグループ<2928>のアパレル関連事業は、4年前にはマタニティウェアのエンジェリーベ、高級既製婦人服の馬里邑の2社のみで構成されていたが、2015年3月期には婦人服・紳士服を手掛けるアンティローザ、および夢展望<3185>を子会社化した。2017年3月期には、婦人服の三鈴、ジーンズメイト<7448>、2017 年6 月28 日付で第三者割当増資により堀田丸正<8105>をそれぞれ子会社化してきた。

この結果、RIZAPグループのアパレル子会社は計7社となり、アパレル関連事業の売上高は4年前の2014年3月期は29.42億円から2017年3月期には130.42億円と約4.4倍に急成長している。

【アパレル関連事業がRIZAPグループのもう一つの事業柱に】
RIZAPグループのアパレル関連事業は、2017年3月期の営業利益は、馬里邑、三鈴が通期ベースで黒字転換したことなどにより、17.00億円(前期は4.00億円の損失)へ黒字転換している。

2018年3月期のアパレル関連事業全体では、37.00億円の営業利益を見込んでいる。夢展望が前期の1.50億円の赤字から7.80億円の黒字に転換するうえ、2017年2月に買収したジーンズメイトも8.30億円の赤字から3.00億円の黒字の見込みとなっている。黒字転換となる企業が相次ぎ、同セグメントの収益力が一気に改善し、アパレル関連事業はRIZAPグループのもう1つの事業の柱に成長する見通しである。

【堀田丸正のグループ入りでアパレル事業を強化】
6 月28 日付で子会社化する堀田丸正<8105> により、RIZAPグループのアパレル戦略は大きく変貌する。

堀田丸正は、素材メーカーとしての強みを持ち、海外生産・販売実績を持っている。RIZAPグループでは堀田丸正を「RIZAPアパレル事業グループ」の中核企業として迎え、素材開発から企画・生産、販売に至るまでのプロセスを一貫して行うSPA(製造小売業)としてのビジネスモデルを強化していく。顧客のニーズに機敏に対応した商品力の向上、PB商品の開発力強化、スケールメリットを活かした共同調達によるコスト競争力向上、及び海外展開の強化を推進し、アパレル事業全体の収益成長が更に進むことが期待される。

【EC化により新たな収益機会の拡大に期待感】
6月20日には子会社の夢展望とグループ全体のEC化に向けた業務委託契約を締結したと発表。「ECに特化したアパレル企業」である夢展望のノウハウを活かし、RIZAPグループの強みであるマーケティングとの連動によるEC分野におけるマーケティングコストの最適化、CRMプラットフォームとの連動をアパレル関連事業においても進める。顧客満足度・顧客体験の向上等の施策も実行し、グループ全体の事業基盤の強化と競争力の向上を推進したいとしている。




<TN>

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