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アンジェス Research Memo(5):17/12期1Qは計画通りの進捗だが投資有価証券評価損の計上で純損失は拡大


■業績動向

1. 2017年12月期第1四半期の業績概要
アンジェスMG<4563>の2017年12月期第1四半期の連結業績は、事業収益で前年同期比0.1%増の83百万円、営業損失で1,035百万円(前年同期は1,183百万円の損失)、経常損失で1,030百万円(同1,230百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失で1,511百万円(同1,230百万円の損失)となった。

事業収益の内訳を見ると、「ナグラザイム」の売上高が前年同期比1.7%増の83百万円、研究開発事業収益は同97.3%減の0.03百万円と計画どおりの進捗となった。事業費用のうち、売上原価は前年同期比4.1%減の40百万円となったが、これは商品仕入時の為替変動によるものとなっている。また、研究開発費は同11.7%減の875百万円となった。NF-κBデコイオリゴのアトピー性皮膚炎治療薬の臨床試験やHGF遺伝子治療薬のグローバル臨床試験にかかる費用が減少したことが主因となっている。販管費については租税公課の減少などにより、同13.1%減の203百万円となった。これら事業費用の減少に伴い、営業損失は前年同期と比較して148百万円縮小した。

営業外で為替差損益が前年同期比36百万円改善したほか、株式交付費も14百万円減少したことで、経常損失額は同200百万円縮小した。ただ、特別損失としてVicalの株価下落に伴う投資有価証券評価損476百万円を計上したため、親会社株主に帰属する四半期純損失は同281百万円拡大する格好となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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