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エレマテック Research Memo(5):スマートフォン向け売上高と中国での建設資材取引の減少が減収要因


■業績の動向

2. マーケット別動向
エレマテック<2715>は売上高をDigital Electronics、Automotive、Broad Marketの3つのセグメントに分けて開示している。

Digital Electronicsは全体では前期比1,197百万円の増収となった。その中の液晶・TP・BLの最終製品市場はスマートフォン向けが中心だ。ここが8,445百万円の増収となっているのは実装ビジネスの売上高約20,000百万円で押し上げられたためだ。したがって実質的には約11,500百万円の減収だったということだ。モバイル端末もまたスマートフォン向けを意味しており、10,728百万円の減収となった。また今期においてはBroad Marketの中の産業機器等も需要先はスマートフォン関連の売上高だった(内容は振動用モータ向け部材)。これらを合算すると、スマートフォン向け売上高が前期比約30,000百万円減少したことになり、収益の足を大きく引っ張った。その他では、Toy、ホビーが1,635百万円、テレビ、モニターが3,526百万円、それぞれ増収となったのが目立った。

Automotiveは自動車向けの単一サブセグメントで売上高は前期比395百万円の増収となった。15ヶ月連結の影響を除いた実質ベースの増収額は1,276百万円と、順調に拡大していることが確認できた。

Broad Marketは全体では前期比15,414百万円の大幅減収となった。アフターマーケットは2,690百万円の増収となったものの、産業機器等の8,007百万円の減収とハウスの9,072百万円の減収が響いた。産業機器等は前述のようにスマートフォンの振動用モータ向け部材が落ち込んだ。ハウスは特別損失計上の原因となった、中国における建設資材取引の減少によるものだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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