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夢展望---2017年3月期の連結通期業績を発表、下期営業黒字で来期以降の業績回復目指す


夢展望<3185>は15日、2017年3月期の連結通期(2016年4月-2017年3月)の業績を発表した。売上高が前年同期比15.3%減の31.07億円、営業損失が1.54億円(前期3.24億円の損失)、経常損失が1.65億円(前期3.48億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が1.69億円(前期5.48億円の損失)となった。2016年11月14日に公表した通期業績予想の修正値に概ね近い売上高および各利益指標で落着した。
また、同日、個別業績の前期実績値との差異についても発表している。売上高が前年同期比3.2%減の23.79億円、経常損失が1.83億円(前期3.78億円の損失)、当期純損失が1.84億円(前期5.70億円の損失)となった。

同社は2015年3月からRIZAPグループ<2928>(旧健康コーポレーション)の傘下となり、コスト削減・販路拡大に関する取組みやノウハウの有効活用のための業務提携・人材交流などを進めている。2017年3月期においては、物流管理業務に関するコンサルティング、物流センターのレイアウト設計にかかる業務、同グループ会社のマルコ(株)のEC事業推進支援業務を受託するなど、グループ会社間の協業活動を推進中である。

衣料品販売事業については、ブランドの再編に基づいたMD体制及び商品企画体制の強化、仕入・発注戦略の転換等、商品面に関する各種施策に加え、販売面に関しても、販売上位商品への集中的訴求、店舗毎の顧客層に応じた商品展開、WEB広告の強化、ECシステム刷新によるユーザビリティの向上等、販売力の強化を推進している。

実店舗事業については、顧客が同社衣料品を試着して購入できる機会が増え、衣料品販売事業での売上拡大及び夢展望の知名度向上にも繋がるため、出店している。当下半期より仕入方法の見直しによる粗利率の向上、不採算店舗の閉鎖等により、赤字削減に努めている。

卸売事業については、同社衣料品等の販売網拡大のため、WEB広告の強化により同社商品の認知度向上を図り、他社インターネットモール向け販売を強化するとともに、当下半期からは仕入方法の見直しにより粗利率の向上を図った。

2018年3月通期の連結業績予想については、同社が2018年3月期から国際財務報告基準(IFRS)を任意適用するため、日本基準での予想値・前期との増減率を公表していない。2017年3月期の下半期では営業黒字に回復しており、RIZAPグループとの協業による改革の推進により業績低迷からの脱却を目指すとしている。




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