キャンバス Research Memo(4):新パラダイムの免疫系抗がん剤分野でCBP501新臨床試験をスタート
4. 抗がん剤開発動向とパラダイム転換
がん治療分野では、数年来より欧米の学会を中心にパラダイム転換が起きている。がん治療は、過去50年ほどの間に、外科手術が困難なステージまで進行すると、放射線と化学療法(抗がん剤投与)の治療法しかなかった。2000年頃からいわゆる「分子標的薬」=個別化医療が登場し、国内では大手製薬企業、医療行政、マスコミが挙って、“これから分子標的薬の時代が到来する”と大々的に扱われた。一方、欧米の学会ではその後、分子標的薬が大部分の患者に効かないという論文が相次ぎ発表され、分子標的薬の限界が訴えられてきた。
(1)免疫チェックポイント抗体の登場
近年、免疫系抗がん剤(小野薬品工業のオプジーボ®など)の登場で、がん治療法を根本から覆らせるインパクトが生じている。従来の抗がん剤(化学療法、分子標的薬)は「余命を数ヶ月延ばす」ことを積み重ねてきたが、一旦効果が出ても直ぐにがん細胞が復活し、効果が持続しなかった。一方、免疫チェックポイント抗体は「長期生存を年単位で延ばす」こととなり、抗がん剤の開発目標が大きく変わった。更に治癒も望める可能性も出てきている。
既に、欧米では免疫チェックポイント抗体中心の抗がん剤開発競争にシフトしている。国内製薬企業も遅ればせながら重い腰を上げて、免疫系抗がん剤開発に着手している。
免疫チェックポイント抗体の普及のためには、“超高”薬価対策と恩恵を受ける患者比率のアップが当面の課題であり、低コスト対応の低分子化合物免疫系抗がん剤の開発、がん腫の適用拡大や効果予測のマーカーの探索が急務である。
(2)「免疫チェックポイント抗体と他の抗がん剤」の試みが増加
免疫系抗がん剤の課題である「恩恵を受ける患者比率」を高めるために、免疫系抗がん剤と他の抗がん剤の併用の臨床試験が多数進行している。組み合わせとしては、「免疫チェックポイント抗体+免疫チェックポイント抗体」、「免疫チェックポイント抗体+在来の化学療法剤」があるが、前者は、副作用問題と高薬価が課題で、後者は、少数の患者で見る限り良好なデータが得られており、効果のある患者比率が高く、低薬価対応、副作用も問題なく、現時点でベストな方法を考えられている。既に、大手製薬企業(ブリストル・マイヤーズ スクイブ、メルクなど)は免疫系抗がん剤と化学療法剤2剤の併用による大規模臨床試験を進めており、臨床試験結果は2019~2020年に判明する。
5. 同社の新抗がん剤候補化合物の研究開発戦略と新臨床試験計画
(1)臨床試験の取り組みと反省・教訓から得たノウハウ
2013年のCBP501(抗がん剤候補化合物)の肺がん臨床第2相試験では、残念ながら主要評価項目を達成できなかった。しかし改めて当該臨床データを同社の基礎研究チームで解析すると、白血球数の正常な被験者では改善し、白血球数の異常な被験者では悪いことに気付き、白血球数の多寡がCBP501の作用に影響していることが判明した。この解析結果と、それに続く基礎研究成果は、同社の研究開発の方向性を決めるきっかけとなった。
(2)新発見とデータ獲得
近年の臨床試験や解析で同社が獲得したデータのポイントは2つある。1つは、生体内の数多くの分子をあたかも電子楽器のイコライザーのように制御するカルモジュリンという分子の制御機能の調整をするCBP501が、プラチナ系抗癌剤との併用でがん細胞の「免疫原性細胞死」を増やすことである。免疫原性細胞死が増えることは、免疫系抗がん剤の作用を高める効果がある。もう1つは、マクロファージという免疫細胞ががん患者で免疫を抑制する働きをしているところ、CBP501がマクロファージの働きを阻害して、がん細胞の免疫抑制を遮断することである。
(3)「免疫系抗がん剤+化学療法(プラチナ系)+候補化合物CBP501」の併用の可能性
CBP501とプラチナ系抗がん剤(シスプラチン)との併用は過去約200人の患者投与実績があり、副作用の問題はない。また、悪性胸膜中皮腫では主要評価項目をクリアしており、動物実験では高い効果を得ている。
CBP501をベースにした併用案は色々あるが、現時点では免疫系抗がん剤+プラチナ系+CBP501の併用で良い実験結果が得られているようである。
(4)適応がん腫
現在は、非小細胞肺がん、悪性胸膜中皮腫(アスベスト)を中心に検討を進めているが、前回の臨床試験では、卵巣がんにも効果の兆候が見られた。免疫系抗がん剤+プラチナ系で効果があるのは、頭頸部がん、胃がん、食道がん、大腸がん、腎臓がんなどで、ほとんどのがん腫に使われている。
(5) CBP501新臨床試験計画と申請認可
今回のFDA臨床試験(フェーズ1b試験)は、免疫系抗がん剤(抗PD-1免疫チェックポイント阻害抗体)+標準化学療法(プラチナ系/シスプラチン)、CBP501の3剤併用によるオープンラベル・非無作為化・非対照で行う。
安全性の観点から推奨投与量の決定、有効性の観点から治療効果の向上、対象がん患者比率の向上、効果のあるがん腫の発見と確認を行う。
この臨床試験の結果は、大手製薬企業(ブリストル・マイヤーズスクイブ、メルクなど)の大規模臨床試験の結果が出る2019~2020年頃には出る予定で、他社の併用臨床結果との比較が可能になる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水 啓司)
<HN>
何があった!?「エアコン」が想定外の壊れ具合!投稿者に話を聞いた
明石家さんま、サザン最後の夏フェス宣言「寂しい」桑田佳祐の体調気遣うも「座って聴きたいぐらい」
「尊すぎる!?」赤ちゃんにぴったり添い寝しているモフモフ猫ちゃん「優しいお兄ちゃん猫♪」
【広島】18歳MF中島洋太朗、プロ最長の後半45分間プレー「守備はまだ課題」父は中島浩司氏
ウェザーニューズ駒木結衣キャスターが結婚「これからもお天気や季節の情報お伝えしていきたい」
【J2】長崎が歴代3位20戦無敗で首位キープ 24戦無敗の12年甲府、21戦無敗の14年湘南は優勝
Gmail/Yahoo!JAPAN/Outlook などのアカウントに対応するメール通知ソフト「POP Peeper」
冷たすぎるお布団「超熟プレミアムアイスかけ布団」先行予約販売開始
【6月30日生まれの著名人】カラテカ矢部太郎、高見侑里、中尾明慶、葵わかなら
犬が嫌がる『言ってはいけない言葉』4選…愛犬の心を傷つけてしまうNGワードとかけるべき言葉とは?
何があった!?「エアコン」が想定外の壊れ具合!投稿者に話を聞いた
ひまそらあかねを無視するマスコミ、岩下の新生姜社長が名前を出すだけで「不買運動」が叫ばれる事態に
【ネタバレ?】史実で見るキングダムの今後の展開まとめ〜中華統一までの全体像
丸亀製麺の「丸亀うどーなつ」が販売開始で完売店舗続出!過去の「うどんで作ったドーナッツ」と比較すると……
玉置浩二の妻、青田典子(53)の現在がとんでもない事になっていると話題に
「エロい」42歳山川恵里佳、白ビキニのオフショ動画4連発!20年ぶりグラビア復帰「最ッ高」
中国・日本人母子刺傷 止めに入ったバス案内係の中国人女性死亡
株主優待の桐谷さん「アダルトサイトを見てたらウィルス感染」正直投稿 修復のお礼はやはり…
松本人志告発女性からの性被害否定報道に小籔千豊「ハッピーな情報かなと、思ってしまうけど…」
ひろゆき氏、立花孝志氏に言及「マジで捕まえたほうがいい」三浦春馬さんポスターに抗議受け謝罪
何があった!?「エアコン」が想定外の壊れ具合!投稿者に話を聞いた
玉置浩二の妻、青田典子(53)の現在がとんでもない事になっていると話題に
【ネタバレ?】史実で見るキングダムの今後の展開まとめ〜中華統一までの全体像
イケメンだから許される!堀北真希と山本耕史の「馴れ初め」が映画化希望するレベル
ガーシーが綾野剛のLINE公開でネット騒然「ショック」「すごいエンタメ」
「愛が生まれた日」藤谷美和子(56)の現在がヤバい!?徘徊生活を送っていた過去も明らかに。
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
都知事選掲示板にヌードポスター ひろゆき氏「世も末」 SNSで批判噴出
柏原崇(45)現在を調べてみた結果、相変わらずかっこよすぎた!
岡本夏生(56)、1600日ぶりにブログを更新した現在が衝撃
何があった!?「エアコン」が想定外の壊れ具合!投稿者に話を聞いた
「尊すぎる!?」赤ちゃんにぴったり添い寝しているモフモフ猫ちゃん「優しいお兄ちゃん猫♪」
明石家さんま、サザン最後の夏フェス宣言「寂しい」桑田佳祐の体調気遣うも「座って聴きたいぐらい」
【広島】18歳MF中島洋太朗、プロ最長の後半45分間プレー「守備はまだ課題」父は中島浩司氏
Gmail/Yahoo!JAPAN/Outlook などのアカウントに対応するメール通知ソフト「POP Peeper」
ウェザーニューズ駒木結衣キャスターが結婚「これからもお天気や季節の情報お伝えしていきたい」
【J2】長崎が歴代3位20戦無敗で首位キープ 24戦無敗の12年甲府、21戦無敗の14年湘南は優勝
【東京V】山見大登2点に絡み「今回やり返すチャンスだった」開幕戦後半44分から逆転負けがバネ
冷たすぎるお布団「超熟プレミアムアイスかけ布団」先行予約販売開始
【6月30日生まれの著名人】カラテカ矢部太郎、高見侑里、中尾明慶、葵わかなら