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SBSHD Research Memo(5):財務体質は3期前の水準まで大きく改善


■業績動向

3. 財務状況と経営指標
SBSホールディングス<2384>の2016年12月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比2,420百万円減少の122,397百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現預金が398百万円増加した一方で、たな卸資産が2,739百万円、受取手形及び売掛金が3,431百万円減少した。Transpoleが連結対象から外れた影響による。固定資産では有形固定資産が新規物流センターの開設に伴い、前期末比3,930百万円増加した一方で、投資その他の資産が同1,019百万円減少した。

負債合計は前期末比7,064百万円減少の87,806百万円となった。有利子負債が3,951百万円減少したほか、支払手形・買掛金が1,887百万円、未払法人税・消費税等が1,420百万円減少した。

また、純資産合計は前期末比4,643百万円増加の34,590百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益5,118百万円の計上により利益剰余金が増加した一方で、海外子会社の処理に伴い為替換算調整勘定が1,144百万円減少した。

経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率は26.6%、ネットDEレシオは1.45倍とそれぞれTranspoleを買収する以前の水準近辺まで戻っており、財務体質は大きく改善したと言える。なお、同社では安定した経営を進めていくため、自己資本で30%以上、ネットDEレシオで1.5±0.2倍の範囲内で有利子負債の水準を管理していくことを目標としている。

収益性に関してみれば、不動産開発事業で一括売却を実施し、多額の利益を計上したこともあり、ROAで6.3%、ROEで16.9%、売上高営業利益率で5.0%といずれも前期比で大幅に向上した。いずれもここ数年来の高水準を記録しており、特に売上高営業利益率に関してみれば過去最高水準となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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