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トラストテック Research Memo(8):地域密着型の事業展開が奏功し、営業利益率が大きく改善


■業績動向

3. 製造系領域の動向
(1) 業績の動向と事業環境
製造系領域の2017年6月期第2四半期の業績は、売上高4,308百万円(同4.3%増)、営業利益171百万円(同61.4%増)となった。輸送用機器及び電気機器業界からの受注が拡大し、収益増につながった。

トラスト・テック<2154>は事業の収益性を高めるべく、“地域密着型営業による人員効率の改善”に注力しているが、今第2四半期はその効果が数字となって表れた。製造系領域のEBITDAは、前年同期の111百万円から今第2四半期は175百万円に増加し、売上高EBITDAマージンは、同様に2.7%から4.1%へと改善した。営業利益率でも同様の傾向が見て取れ、今第2四半期の営業利益率は4.0%で、前年同期の2.6%から1.4%ポイント改善した。

(2) 2017年6月期第2四半期の主な施策
同社は製造系領域においては、エリア深耕による採用効率及び営業効率の改善に注力している。製造系領域を担う子会社のTTMでは、採用・営業のローカル拠点の整備を継続的に行っているが、2017年6月期においては6拠点を新設し、期初の19拠点体制から期末には25拠点体制へと拡充を図る方針だ。今第2四半期はそのうちの1つである、横須賀サテライトが2016年10月に開設された。今下期において残り5ヶ所の整備を進める計画だ。

また、採用力向上を狙って、求人サイト『ジョブパーク』を新設した。今後はアクセス数を増やすための施策を打ち、応募数増加、採用数増加へとつなげていく方針だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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