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注目銘柄ダイジェスト(前場):森永乳業、東芝、オールアバウトなど


森永乳<2264>:826円(-150円)
ストップ安。森永製菓との経営統合を見送ると発表している。生産や物流部門で進めると見られていた合理化を巡って、意見の相違があったとみられている。経営統合発表後の株価上昇率は前日まで28%となっており、経営統合の動きを株式市場は大きく評価していた。スケールメリット追求や物流費抑制などに向けた再編の動きは食品業界で不可欠とも考えられる中、森永製菓とともに失望感が先行する展開なっている。


タクマ<6013>:1103円(+80円)
急伸で一時上昇率トップ。東海東京証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も1020円から1300円に引き上げている。第3四半期累計受注高は1,687億円で前年比111.1%増と大きく増加、大型案件獲得のほか、受注獲得の確率も上がっているもよう。2000年頃に受注が大きく増加した際の更新投資が出てきているものと推測しているようだ。18年3月期以降も高水準の受注が予想されるが、この点は株価にまだ織り込まれていないと判断へ。


東芝<6502>:241.6円(+13.4円)
大幅続伸。分社化する半導体事業の新会社について、米投資ファンドのシルバーレイク・パートナーズ、米半導体大手のブロードコムが2兆円程度の買収額を提示したもようと報じられている。3月末には6200億円前後の債務超過となる見込みで、その穴埋めや税金、メモリー事業の純資産(5~6千億円程度)を考慮すると、1兆5千億円程度での売却が必要とされており、これを上回る買収金額の提示を好感する流れに。


ヘリオステクノ<6927>:676円(+72円)
大幅反発。17年3月期の通期予想の上方修正を発表。営業利益を13.50億円から13.90億円、最終利益を9.00億円から9.80億円に引き上げている。製造装置事業が好調に推移し、売上原価が想定よりも低減できた事、投資有価証券の売却益が発生した事が上方修正の背景。同時に期末配当予想を修正。従来予想の18円から2円増額した20円に引き上げたことも支援材料となっている。


オールアバウト<2454>: - 円( - 円)
ストップ高買い気配。日本テレビ放送網と資本業務提携すると発表している。日本テレビはリクルートHD<6098>及びヤフー<4689>から同社株式計338万5000株(発行済株式数の25.01%)を取得する。同社の培ったインターネットメディアやEC事業での事業基盤と運営実績をもとに、日本テレビのコンテンツ資産や事業を活用したインターネット事業の取り組みを共同で推進していくとしている。


夢展望<3185>: - 円( - 円)
ストップ高買い気配。岡会長が保有株の一部を親会社のRIZAP−G<2928>に譲渡する予定であることを公表している。RIZAP−Gの保有株式数は390万株(議決権ベースの所有割合73.54%)から416万5200株(同78.54%)に増加する見込み。RIZAP−Gによる経営指導の更なる強化等に期待した買いが向かっているようだ。


夢テクノロジー<2458>:1746円(+110円)
急反発。1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は4月24日。投資単位当たりの金額を引き下げることにより、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることを目的としている。同社株価は足元で調整していたが、年初からの上昇で3月7日には昨年来高値2227円を付けていた。


カナミックN<3939>:6310円(+630円)
一時ストップ高。那覇市医師会が同社の提供する「カナミッククラウドサービス」の情報共有プラットフォームを導入することになったと発表している。沖縄県内の医師会による導入は今回が初めてとなる。那覇市医師会は4月より医師会生活習慣病検診センター検診部内に「在宅ケア推進部門」を新たに設置し、「那覇市地域包括ケアシステム」の業務を開始させる予定で、それに伴い同社の情報共有プラットフォームの試験運用を開始する。




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