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テラ Research Memo(6):樹状細胞ワクチン療法の症例数減少により損失続く


■業績動向

1. 2016年12月期の業績概要
テラ<2191>の2016年12月期の連結業績は、売上高が前期比5.6%減の1,801百万円、営業損失が621百万円(前期は601百万円の損失)、経常損失が667百万円(同623百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が918百万円(同990百万円の損失)となった。

売上高は細胞医療事業において樹状細胞ワクチン療法の症例数が減少したことが減収要因となった。一方、利益面では医療支援事業において細胞培養関連装置等の受注販売が好調だったものの、細胞医療事業における減収や売掛金に対する貸倒引当金の計上、医薬品事業における再生医療等製品としての承認取得に向けた開発費用の計上等により前期並みの営業損失額となった。また、特別利益として投資有価証券売却益199百万円を計上したものの、細胞医療事業において所有する固定資産に関して減損損失401百万円を計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純損失は918百万円となった。会社計画との比較で見ると、営業利益段階では貸倒引当金の計上が、当期純利益段階では減損損失の計上が下振れ要因となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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