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ソフトバンテク Research Memo(8):SBグループ外企業からの売上高構成比を高めていく


■ソフトバンク・テクノロジー<4726>の今後の業績見通し

クラウド案件を着実に増やしていく。これまで東京の大手企業はほぼアプローチを行ってきた。今後は大阪、名古屋に営業展開をしていく。クラウドを利用している企業は、まだメールやスケジューラーのレベルであり、これからはCRMがクラウドで使われるようになるだろう。コミュニケーション基盤を確立した企業は、販売管理、在庫管理など顧客関係の管理基盤を確立していき、クラウド案件の獲得継続と顧客関係の変革で顧客のビジネスパートナーになっていく。

この数年で大企業を顧客化し、また同社が初めて開発したテクノロジーが多い。クラウドの業界では、アマゾンのAWSかマイクロソフトのAzureぐらいしかなく、Azureのトップ企業である同社は、中期的な成長は今後も続くとみている。

○公共案件の強化

農業関連の事業が2016年で3年目に入り、今後もなお一層公共案件で支援領域を増やしていく予定である。

a)自治体情報セキュリティクラウドの分野に参入、セキュリティログを高度技術者のノウハウで解析し、運用監視サービスとして独自提供していく。NOC(ネットワーク・オペレーションセンター)、SOC(セキュリティ・オペレーションセンター)を提供している。同社は、4県の自治体情報セキュリティクラウドを獲得できた。

b)農地情報公開システムで、攻めの農林水産業の展開を支援している。

c)子会社リデン(株)で、農業分野でのICTを活用した課題解決等のシステムを提供していく。

プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル(PMP)という上級資格者数を増やしていくことで、生産性向上とワークライフバランスの適正化施策に関する取り組みを強化していく。

今後とも3つのキードライバーを伸ばし、特にクラウドに集約していく。

今後は、SBグループ外からの売上高の構成比率をなお一層引き上げていく。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 福田 徹)



<NB>

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