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ソフトバンテク Research Memo(2):大幅増収増益で着地、大型クラウド開発案件などが寄与


■2017年3月期第2四半期業績について

売上高に関しては、2017年3月期第2四半期も公共分野の大型クラウド開発案件が引き続き好調で、運用段階に入り業績に貢献している。また、SBグループ向けシステム開発・運用保守サービスの売上の拡大等により前年同期比16.4%増の3,222百万円となった。ソフトバンク・テクノロジー<4726>が重視している限界利益(売上高-変動費)も同6.2%増の5,783百万円となった。一方、採用を強化した結果、固定費は5,099百万円と同6.4%増となったが、利益成長率の方が上回り、増収効果で営業利益ベースでは5.2%増の684百万円となった。

同社の報告セグメントは、ICTサービス事業の単一セグメントであるが、サービス別に上期の概況を見ていく。デジタルマーケティングに関しては、シマンテックストアの売上の貢献により増収となったが、他のサービスの売上が減少したことと、前年同期にあった大型案件が今年度はなかったことにより、限界利益は減少した。

プラットフォームソリューションは大型機器販売の受注等により増収であった。限界利益も増収効果により増益となり、子会社のサイバートラスト(株)、ミラクル・リナックス(株)も増益に貢献している。

同社が力を入れているクラウドシステムでは、売上高が前年同期比39.7%の増収となった。これは、公共分野の大型クラウド案件が貢献している。また、クラウドソリューションの売上高が伸長したことによって、限界利益も8.8%増益となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 福田 徹)



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