コニシ Research Memo（8）：営業活動によるキャッシュフローは30億の収入

■業績動向

b)財務状況
コニシ<4956>の2017年3月期第2四半期末の財務状況は、流動資産は543百万円減少し61,177百万円となった。主に現金・預金の増加1,616百万円、売掛債権の減少2,304百万円、棚卸資産の減少262百万円による。固定資産は前期末比で595百万円減少し24,671百万円となったが、大型設備が一段落したことによる有形固定資産の減少302百万円、無形固定資産の減少198百万円、投資その他資産の減少95百万円による。その結果、総資産は85,849百万円（前期末比1,139百万円減）となった。

負債合計は、35,002百万円（同1,953百万円減）となったが、主に仕入債務の減少962百万円、短期借入金の減少85百万円、退職給付にかかる負債の増加75百万円等による。また純資産合計は主に四半期純利益の計上等から、50,846百万円（同813百万円増）となった。

c)キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは3,067百万円の収入であったが、主な収入は税金等調整前四半期純利益の計上2,332百万円、減価償却費898百万円、売上債権の減少2,110百万円、主な支出は棚卸資産の増加339百万円、仕入債務の減少846百万円等による。投資活動によるキャッシュ・フローは765百万円の支出であったが、主に有形固定資産の取得による支出701百万円等による。財務活動によるキャッシュ・フローは499百万円の支出であったが、主に配当金の支払い367百万円による。

以上から2017年3月期第2四半期の現金及び現金同等物は1,622百万円増加し、四半期末残高は17,486百万円となった。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　寺島　昇）



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