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プレサンス Research Memo(2):ファミリー向けとワンルームが両輪、環境性に富む立地で自社ブランド販売


■プレサンスコーポレーション<3254>の事業概要

売上高の43.9%を占めるのが「ファミリーマンション販売」である。住戸専用面積で50~100平方メートル、主要駅より徒歩10分圏内で環境性に富む立地に建設され、「プレサンス ロジェ」などのブランドで販売される。販売は子会社の(株)プレサンス住販が担当する。次に大きいセグメントが創業からの中核事業である「ワンルームマンション販売」であり売上高の38.4%である。住戸専用面積で20~50平方メートル、都心の主要駅より徒歩5分圏内で利便性に富む立地に建設され、「プレサンス」ブランドで販売される。ワンルームマンションは資産運用を目的に購入されるものであり、主に高給与所得者・富裕層などがターゲット顧客である。「一棟販売」は自社開発したマンションの卸売販売であり、全体の12.3%である。「その他事業」には自社開発した物件の賃貸事業が含まれ、3.0%の売上構成である。地域別に見ると、全国で2,512戸(2015年)供給された中、供給シェアNo.1の近畿圏で1,669戸、同じく供給シェアNo.1の東海・中京圏で695戸、その他の地域が148戸である。近年、中国(広島)・九州(博多)の都市部でのシェア拡大を目指している。広島、博多への進出の背景には、人口が多く、企業・学校・商業施設などが集中しているため有力なマンション市場が存在していることが挙げられる。また同エリアは観光地としての知名度も高く、今後のインバウンド需要の増加が予想される地域でもあるためホテル事業への展開も期待できる。

博多のある福岡市は、都市圏人口260万人で全国5位、転入人数は年間123,602人で全国5位、住みたい街ランキングで8位、入込観光客数1855万人と地域のポテンシャルは高い。広島市は、都市圏人口143万人で全国10位、年間の転入人数は67,690人で全国12位、住みたい街ランキングで36位、入込観光客数1199万人と福岡に続く位置にある。比較的地価が安く、今後も発展し資産価値が落ちない中核都市と評価できる。同社がこの2都市で手掛けるプロジェクトは、博多でファミリーマンション1棟とホテル1棟、広島でワンルームマンション1棟とファミリーマンション2棟、ホテル1棟となっており、立地に合わせたタイプを展開している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)



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