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「日経225mini上場20周年記念」~日経225先物~指数のポイントと先物の魅力と活用法~vol.1


*17:00JST 「日経225mini上場20周年記念」~日経225先物~指数のポイントと先物の魅力と活用法~vol.1
以下は、2026年9月17日にYouTubeチャンネル「FISCO TV」で配信された「日経225mini上場20周年記念」~日経225先物~指数のポイントと先物の魅力と活用法~について、フィスコ アナリストの山本泰三が解説、2回に分けて配信します。

日経225先物は1988年の上場以来、日本を代表するデリバティブ商品として発展してまいりました。中でも小口サイズで取引できる「日経225mini」は、2006年の上場から本年で20周年という節目を迎えています。本日はこの記念すべき年に、指数のポイントと先物取引の魅力・活用法について、初めての方にも分かりやすく解説してまいります。ぜひ最後までご覧ください。

2026年上半期の日経平均株価は、記録的な上昇局面となりました。年初来、AI・半導体ブームの継続を背景に上昇基調が強まり、5月には月間終値で初めて6万円台を突破すると、わずか1カ月後の6月にはさらに7万円の大台に乗せています。これは月次ベースで過去最速の大台替わりとなり、6月の月間上昇率は前月末比5.62%高に達しました。

月中の6月25日には終値で7万2366円34銭まで買われ、史上最高値を更新しています。背景には米国とイランの戦闘終結合意によりインフレ・景気下振れ懸念が後退したことや、日銀の金融政策決定会合を大きな混乱なく通過したことによる安心感がありました。もっとも急速な上昇の反動で月末にかけては利益確定売りが強まり、月間値幅は8341円74銭と過去最大を記録するなど、乱高下も目立ちました。

上昇を支えた主因は、AI・半導体関連企業の想定超の業績拡大に加え、海外投資家による継続的な日本株買いです。5月下旬まで8週連続で買い越しが続き、2026年の累計買越額は約11.7兆円に達しました。円安進行や企業の増配・自社株買いなど株主還元強化も追い風となりました。一方で、個別銘柄では明暗が分かれ、業績が計画をやや下回ったイオンのように大幅下落した銘柄もあり、業績格差(二極化)が意識される展開となりました。高市政権発足やコーポレートガバナンス改革の進展も、市場心理の改善に寄与した材料として挙げられます。

上位10銘柄を見るとキオクシアホールディングス、太陽誘電、古河電気工業、イビデン、など、半導体本体または半導体関連の電子部品を手がける企業がほとんどを占めています。

一方で下落率上位はイオンに加えて、ゲーム・エンタメ系(ネクソン)が目立ちました。

2026年4-6月期の日本企業の決算は、売上高・各利益とも市場予想を大きく上回る極めて好調な内容となりました。上場企業の純利益は前年同期比60%増を上回り、四半期として過去最高を更新する見込みです。牽引役は生成AI関連投資の世界的拡大を捉えた半導体・電機・精密セクターと、円安を背景とした輸出企業の為替差益で、企業の利益率も過去最高水準に達しました。

これを受けて、期初は経常増益率わずか1%台という保守的だった2026年度の会社計画に対し、アナリスト予想は業種を問わず上方修正が優勢に転じ、2桁増益シナリオも視野に入ってきました。2025年度が10%強の増益となり、2026年度も期初から10%程度の増益が見込まれているということは、日経平均が69,000円程度で、予想PERで18倍台となります。国内株価指数はPERで13~15倍のレンジが平均的ということであれば、2026年度は2~3割増益が織り込まれているということになりますが、仮にデフレ脱却や企業の株式市場への向き合い方の変化から、国内の株価指数の上限がPER18倍に切り上がっているとすれば、1割増益を織り込んでいるということです。無論、上半期に急騰した日経225の水準は、非常識ではありません。

ただし、この好決算の実態は一様ではない点には注意が必要です。名目賃金は33年ぶりの高い伸びを記録し、実質賃金もようやくプラスに転じましたが、家計の実質消費支出は7か月連続でマイナスとなり、6月には名目ベースでも減少に転じました。つまり企業業績を押し上げているのは主に輸出・AI関連・BtoB取引であり、内需の消費者向けビジネスでは値上げが数量減で相殺されつつあります。決算の好調さは「日本企業全体」というより、価格決定力を持つ一部の大企業への偏りを伴っており、7-9月期以降、この二極化がどこまで是正・拡大するかが焦点となりそうですが、日経平均で69,000円を中心に戦略を組み立てた方が良さそうです。

「日経225mini上場20周年記念」~日経225先物~指数のポイントと先物の魅力と活用法~vol.2に続く



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