starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

NY株式:NYダウは769ドル安、中東リスク高まる


米国株式市場でNYダウは769.83ドルと大幅に下落しました。イスラエルのイラン空爆による中東情勢の悪化が市場に影響を与え、売りを加速させました。ミシガン大消費者信頼感指数が改善する場面もありましたが、イランのイスラエルへの報復攻撃報道で再び下落しました。セクター別ではエネルギーや自動車関連は上昇した一方、耐久消費財・アパレルが下落。防衛企業のロッキード・マーチンやRTXは需要増の見通しで上昇しましたが、マクドナルドはアナリストの判断下方修正により下落。クルーズ会社や航空会社も地政学リスクと燃料費上昇を背景に下落。VIX指数は5月以来の高値である22を記録しました。

*05:33JST NY株式:NYダウは769ドル安、中東リスク高まる 米国株式市場は大幅反落。ダウ平均は769.83ドル安の42197.79ドル、ナスダックは255.65ポイント安の19406.83で取引を終了した。

イスラエルのイラン空爆を受け中東情勢悪化を警戒した売りが加速し、寄り付き後、大幅下落。その後、ミシガン大消費者信頼感指数の改善や期待インフレ率の低下を好感し、売りが一段落したが、中盤にかけ、イランによるイスラエル報復ミサイル攻撃開始を受けて、再び売りが加速した。イスラエルが市民を対象にしたイランの報復攻撃を「レッドラインを超えた」と非難したため状況悪化を警戒し、終盤にかけ下げ幅を拡大し、終了。セクター別ではエネルギーや自動車・自動車部品が上昇した一方で、耐久消費財・アパレルが下落した。

防衛のロッキード・マーチン(LMT)や同業RTX(RTX)は中東情勢の悪化を受けて需要増加の思惑にそれぞれ買われた。高級家具販売のRH(RH)は第1四半期決算決算で関税にもかかわらず予想外の黒字に転じたほか、通期の業績見通しを維持したことが好感され、上昇。

ファーストフード・チェーンのマクドナルド(MCD)は鈍い客足を理由にアナリストが投資判断を下方修正し、下落。クルーズ船運営のカーニバル(CCL)やノルウェージャンクルーズライン(NCLH)は地政学的リスク上昇で需要鈍化を警戒した売りに、それぞれ下落。航空会社のユナイテッド(UAL)、アメリカン航空(AAL)などは燃料費の上昇を警戒しそれぞれ下落した。

クレジットカード会社のビザ(V)やマスターカード(MA)はディスカウント小売のウオルマート(WMT)やアマゾン(AMZN)などが手数料支払いを回避するため顧客の支払いでステーブルコインの使用を検討しているとの報道を受けて、下落。鉄鋼会社のUSスチール(X)は日本製鉄による買収不成立の可能性が報じられたため売られた。

投資家の恐怖心理を示すVIX指数は再び22に達し、5月23日来の高値を更新した。


(Horiko Capital Management LLC) <ST>
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.