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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、ドル売り継続も米中首脳会談に期待


米雇用関連指標が発表される前に、ドル・円は下げ渋ると予想されます。予想される指標の弱さによるドル売り圧力がある一方、米中首脳会談が週内に予定されており、これがドルの大幅な下落を抑える見込みです。米ISM製造業指数の低下で一時ドル売りが進んだが、会談の期待感によりドルが回復しました。ドルはアジア市場で一時143円台に戻し、今後の雇用情勢や貿易政策に注目が集まります。特に今回発表されるJOLTS求人件数の結果が重要視されており、その結果次第でドルの行方が左右される可能性があります。

*17:30JST 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、ドル売り継続も米中首脳会談に期待 3日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。今晩発表の米雇用関連指標は弱い内容が予想され、ドル売り要因になりやすい。ただ、週内にも開かれる米中首脳会談への期待感で、ドル売りは抑制されそうだ。

前日発表された米ISM製造業は景気の好不況の境目である50がより遠のく内容となり、ドル売り先行。ただ、トランプ米大統領と習中国国家主席の会談が週内にも実現する見通しとなり、両国通商摩擦に対する過度な懸念の後退でドルは持ち直した。ユーロ・ドルは1.1450ドル付近で伸び悩み、ドル・円は142円半ばで下げ渋った。本日アジア市場でドル売り先行も、割安感による買戻しが強まり、ドル・円は143円台に再浮上する場面もあった。

この後の海外市場は米国の雇用情勢と政策運営を見極める展開。トランプ政権の高関税政策への司法判断や米中貿易摩擦、大型減税による財政悪化など主要政策に不透明感から、ドルは全般的に買いづらい。今週末発表の米雇用統計を控え今晩のJOLTS求人件数は前回から悪化すればドル売り要因に。ドル高・円安是正の思惑も根強く、下押し圧力は続くだろう。ただ、週内にも開かれる米中首脳会談への期待感から、ドルのまとまった売りは回避されるとみる。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・5月消費者物価指数(予想:前年比+2.0%、4月:+2.2%)
・18:00 ユーロ圏・4月失業率(予想:6.2%、3月:6.2%)
・18:30 南アフリカ・1-3月期国内総生産(予想:前年比+0.7%、前期:+0.9%)
・23:00 米・4月JOLTS求人件数(予想:710万件、3月:719.2万件)
・23:00 米・4月製造業受注(予想:前月比-3.1%、3月+3.4%)


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