個別銘柄戦略:技研ホールディングスに注目
昨日の米株式市場の下落を受け、今日の東京市場でも動きが予想されます。東京海上やMS&AD、SOMPOといった保険系の企業が、自社株買いや経常利益に関する発表をしたことで注目されています。特に技研ホールディングスは、23年3月期営業利益が17.9%増ながら、今期は3.8%減の予想を受け、株価の動きが注目されます。また、平田機工は自動車エンジン組立設備の受注により関心が集まっています。他にも、フリージアマクや京写、フライト、夢みつけ隊などが各々の業績改善予想を背景に物色されそうです。
減予想で発行済株式数の3.6%上限の自社株買いを発表した東京海上<8766>、経常利益が前期2.2倍・今期13.2%減予想で発行済株式数の3.3%上限の自社株買いを発表したMS&AD<8725>、25年3月期経常利益が13.3%増で発行済株式数の3.53%上限の自社株買いと5.68%の自社株消却を発表したSOMPO<8630>、株式売出しと自社株買い・純利益と配当予想の上方修正を発表したグローバルリンク<3486>、自動車エンジン組立設備約100億円を受注したと発表した平田機工<6258>、東証スタンダードでは、25年3月期営業利益が30.6%増と従来予想の12.8%減から一転増益となったフリージアマク<6343>、営業利益は前期18.2%増・今期25.3%増予想と発表した京写<6837>、営業損益が前期2.98億円の赤字だが今期1.00億円の黒字予想と発表したフライト
<3753>、営業損益が前期0.13億円の赤字だが今期0.10億円の黒字予想と発表した夢みつけ隊<2673>、発行済株式数の2.0%上限の自社株買いを発表したネオマーケ<4196>などが物色されそうだ。一方、東証スタンダードで、営業利益が前期17.9%増だが今期3.8%減予想と発表した技研ホールディングス<1443>などは軟調な展開が想定される。
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