ハイテク株堅調も全体は利食い優勢の展開に【クロージング】
14日の日経平均株価は5営業日ぶりに反落し、55.13円安の38128.13円で取引を終了しました。米国のハイテク株高を受け、開始直後には上昇する場面もありましたが、短期的な過熱感から利益確定売りが進み、マイナス圏に転じました。ただし、底堅さはまだ意識され、全体的な下げは限定的でした。セクター別では銀行や証券、非鉄金属が上昇する一方、輸送機器や医薬品、精密機器などが下落しました。高値狙いには新たな材料が必要で、特に決算発表のピークに差し掛かっていることから積極的な取引が控えられる中、押し目買いの動きも見られました。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が1000を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、銀行、証券商品先物、鉱業、非鉄金属など14業種が上昇。一方、輸送用機器、医薬品、精密機器、食料品、ゴム製品など19業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、ネクソン<3659>、ディスコ<6146>、東エレク<8035>が堅調だった。半面、ファーストリテ<9983>、トヨタ<7203>、テルモ<4543>、ダイキン<6367>、TDK<6762>がさえない。
前日の米国市場は消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことやエヌビディアなど半導体株が買われており、東京市場にも好影響を与えた。ただ、心理的な節目の38500円を目前に利食い売りが出やすいほか、円相場は1ドル=146円台とやや円高方向に振れていたことも、自動車など輸出関連株の利食いに向かわせたようだ。もっとも下を売り込む流れは強まらず、反対に38000円を下回る局面では買い遅れている投資家からの押し目買いも散見された。
米中貿易摩擦への懸念が後退し、それを織り込む形で相場も値を上げただけに、ここからさらに上値を目指すには新たなきっかけ材料が必要だろう。徐々に上昇ピッチが鈍ってくれば、目先はボックス相場に突入する可能性が高そうだ。決算発表がピークを迎えていることで積極的に手掛けづらいところであり、まずはピークを通過する週末に向けての押し目狙いのスタンスになろう。 <CS>
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