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3月14日のNY為替概況


14日のニューヨーク為替市場では、円はドルに対して一時強含んだ後反落、最終的に148円26銭で取引を終えました。消費者信頼感指数の大幅悪化が影響し、ドルへの売りが強まったことが原因です。一方で、ユーロは金融市場での期待感から上昇後に反落。同様に、ポンドやスイスフランに対するドルの値動きもデータの発表を受け上下しました。特に米国のミシガン大学消費者信頼感指数が予想を下回ったこと、及びインフレ率に関するデータが市場の注目を集めました。

*04:00JST 3月14日のNY為替概況 14日のニューヨーク外為市場でドル・円は148円90銭へ強含んだのち、148円26銭まで反落し、引けた。

米3月ミシガン大学消費者信頼感指数の長期期待インフレ率速報値が前月から大幅に上昇し、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が後退しドル買いが優勢となったが、同時に消費者信頼感の大幅悪化を受けた景気鈍化懸念を受けたドル売りに押された。

ユーロ・ドルは1.0911ドルまで上昇後、1.0865ドルまで反落し、引けた。
次期ドイツ首相への就任が確実視される中道右派キリスト教民主同盟(CDU)のメルツ党首は、財政拡大を巡る国防費増強など財政出動に必要な憲法改正案に反対していた緑の党が環境投資拡大を盛り込むことで、合意したと発表。景気底入れ期待が強まり域内の長期金利上昇にともなうユーロ買いが強まった。

ユーロ・円は162円33銭まで上昇後、161円29銭まで反落。

ポンド・ドルは1.2953ドルまで上昇後、1.2911ドルまで下落した。

ドル・スイスは0.8864フランまで上昇後、0.8842フランまで反落した。

【経済指標】

・米・3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:57.9(予想:63.0、2月:64.7)
・米・3月ミシガン大学消費者信頼感指数1年期待インフレ率速報値:4.9%(予想:4.3%、2月:4.3%)
・米・3月ミシガン大学消費者信頼感指数5-10年期待インフレ率速報値:3.9%(予想:3.4%、2月:3.5%)


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