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東証グロース市場250指数先物概況:反落も賃上げ期待や米株先物上昇で下げ幅縮小


3月11日、東証グロース市場250指数先物は前営業日比1ポイント安の642ポイントで取引を終了しました。序盤、米国市場でのダウ平均の下落に伴い、取り引きは弱含み始まりましたが、その後下げ幅を縮小しました。米国では、トランプ大統領が週末のインタビューで政策変更と経済の過渡期を示唆し、市場に警戒感が広がり、特にハイテク銘柄で利益確定売りが進行しました。一方、日本国内では石破首相が12日の春闘に向けた賃上げや生産性向上の意志を強調したことが、日本経済改善への期待を高めました。これに加え、米国株の先物が時間外取引で上昇したことを受け、投資家心理が改善し、指数は高値での取引終了となりました。主要株の中ではカバーやアストロスケールHDが下落しました。

*16:30JST 東証グロース市場250指数先物概況:反落も賃上げ期待や米株先物上昇で下げ幅縮小 3月11日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比1pt安の642pt。なお、高値は643pt、安値は623pt、日中取引高は5235枚。前日10日の米国市場のダウ平均は反落。
トランプ大統領が週末のインタビューで政策の大幅修正で経済が過渡期にあると言及し、景気後退入りも除外しなかったため警戒感に寄り付き後、下落。特にハイテクでの利益確定売りが目立ち、相場は終日軟調に推移した。終盤にかけて関税を巡る不透明性などに手仕舞い売りが一段と強まり、下げ幅を拡大し、終了。本日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比15pt安の628ptからスタートした。米国株急落で軟調な始まりとなったものの、その後は下げ幅を縮小。石破首相が12日に集中回答日を迎える春闘において、大幅な賃上げ実現や生産性向上、労働市場の改革に取り組む考えを強調したことで、日本経済や労働環境の好転期待が浮上。さらに、米国株先物が時間外取引で上昇したことで、投資家心理が改善し、高値圏となる642ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株では、カバー<5253>やアストロスケールHD<186a>などが下落した。

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