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NY株式:NYダウは225ドル安、インフレ再燃懸念も地政学的リスク緩和が支える


米国株式市場は変動する中、ダウ平均は225ドル下落、ナスダックは若干上昇で取引を終了した。消費者物価指数(CPI)が予想以上に上昇したため、利下げ期待が弱まり株価が下落。しかし、ウクライナ停戦交渉の報道により、地政学的リスクが軽減され、一部の買い戻しが見られ、ダウの下げ幅は縮小した。ナスダックはインテルとアップルの株価上昇に支えられた。セクターごとでは、自動車が上昇、小売は下落した。ゼネラル・モーターズは関税政策に対する対策進展で安心感を与えた。また、CVSやスーパー・マイクロ・コンピューターも良好な決算結果や見通しで株価が上昇。一方、シェブロンはコスト削減計画を発表し株価が下落した。取引終了後に発表されたシスコ・システムズの決算は市場の好感を得て、時間外で株価が上昇した。

*06:50JST NY株式:NYダウは225ドル安、インフレ再燃懸念も地政学的リスク緩和が支える 米国株式市場はまちまち。ダウ平均は225.09ドル安の44,368.56ドル、ナスダックは6.10ポイント高の19,649.95で取引を終了した。

消費者物価指数(CPI)が予想外に加速したため利下げ期待の後退で、寄り付き後、大幅安。その後、ウクライナ停戦交渉開始でトランプ大統領と露プ―チン大統領が合意したことが報じられると、地政学的リスク懸念の後退で一部買い戻され、相場は下げ幅を縮小した。金利上昇が重しとなり、ダウは終日軟調に推移したがナスダックはインテル(INTC)やアップル(AAPL)の上昇がけん引しプラス圏に回復し、まちまちで終了。セクター別では、自動車・自動車部品が上昇した一方で、小売が下落した。

自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)はバーラ最高経営責任者(CEO)がイベントで、トランプ大統領が発表したメキシコとカナダに対する関税政策への備えを進めており、影響を最大50%軽減できると述べたため、安心感に買われた。薬局チェーン運営のCVS(CVS)は第4四半期決算で調整後の1株利益が予想を上回り、医療保険部門のコストも警戒されたほどではなく業績が正しい方向に改善しているとの見方に、上昇。

サーバーソリューション会社のスーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)は長期の売上高見通しが予想を上回ったほか、ナスダックが提示した期限までに監査済みの年次決算を報告することを確約し上場廃止回避期待に上昇。レストラン食品配達サービス会社のドアダッシュ(DASH)は第4四半期決算で25%増益と楽観的な見通しを示し、上昇。石油会社のシェブロン(CVX)はコスト削減の一環で来年までに世界全体で従業員の15%-20%削減する策を発表し、下落。

ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)は取引終了後に四半期決算を発表。人工知能(AI)インフラ投資加速を受けた強い内容や通期の見通し引き上げが好感され、時間外取引で上昇している。


(Horiko Capital Management LLC) <ST>
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