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日経VI:大幅に上昇、株価の下値堅いが警戒感緩まず


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は25日に大幅上昇し、前日比14.91%増の21.04を記録しました。これは、東京市場での株価が下値堅い中、依然とした警戒感が続いていることを反映しています。前日に米株式市場が上昇した影響で東京市場も買いが先行したものの、クリスマス休暇により積極的な買い手が少なく、取引開始後は上値が抑えられました。このような状況の中、投資家は市場のボラティリティの高まりを警戒しています。ただし、今回の日経VIの大幅上昇は前日の取引終了時の低下からの反動と見る向きもあります。日経VIは日経平均株価の1か月間の予想ボラティリティを示し、通常は日経平均株価と逆相関の関係にあります。

*16:35JST 日経VI:大幅に上昇、株価の下値堅いが警戒感緩まず 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は25日、前日比+2.73(上昇率14.91%)の21.04と上昇した。なお、高値は21.83、安値は20.03。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。しかし、海外投資家中心に引き続きクリスマス休暇となる市場関係者が多く、積極的な買い手が不在となる中、取引開始後は上値が重く、日経225先物は下げる時間が長かった。こうした値動きもあり、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは昨日の水準を上回って推移した。ただ、日経VIは昨日の取引終了時に大幅に低下しており、今日の大幅な上昇はその反動との見方もあった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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